6061 ユニバーサル園芸社 の保有株式を5月25日および28日に全て売却し、完全撤退した。
下記に、証券口座の売却結果画面を表示する。
最終的な損益は、下記の通りとなった(保有中に2分割1回あり、手数料含まず)。
2015年06月 買い:2,070円×500株 1,035,000円
2018年05月 売り:1,950円×800株 1,560,000円
2018年05月 売り:1,953円×200株 390,600円
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売却利益(税引後): 729,596円
受取配当(税引後): 53,788円
合計利益(税引後): 783,384円
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総利益率(税引後): 75.69%
保有期間3年で、75%の手取り利益を実現した。
見切りを付けて全て売却したのは、第3四半期決算短信の表記内容を見ての判断である。
同決算短信の一部抜粋を、下記に示す。
画像出所:株式会社ユニバーサル園芸社 2018年6月期3Q決算短信
・グリーン事業について、米子会社「ローリング・グリーンズ・インク」の人材流出による
売上の低迷と人材確保費用の増加により減益となった事。
・それにより、2018年6月期の売上高、営業利益、経常利益、純利益が前回予想を下回るため
下方修正する事。
以上が記載されている。
逆に言うと、それ以外の事は何も記載されていない。
末尾に「詳細につきましては~」と記されているが、「業績予想の修正に関するお知らせ」にも
これ以上の事は記されていない。
つまり記載されている事は、
「米社から人材が流出し補填費用を計上したので売上を2億円、利益を1億円下方修正しました」
という事実だけである。
で?
私が知りたいのは、
・何故人材が流出したのか(C:直接原因)?
・更にそれを掘り下げたのか(C:根本原因)?
・それを基に再発防止の手は打ったのか(A:改善)?
・それを今後の予定にどう活かすのか(P:計画、D:実行)?
といった事項である。
つまり、同社の経営プロセスの継続的改善(PDCAサイクル)はどう回っているのか、
今後に向けてどう回そうとしているのか、知りたいのはそこである。
その進捗状況が、この短信の文面からは何も読み取れない。
米国のM&Aはこれが最初であり、今後を占う意味でも重要な事案である。
その事案に想定外の問題が発生したが、その対応と再発防止の状況が一切わからない。
これでは不安であり、安心して同社への投資を継続出来ないと判断した。
もちろん、IR窓口に電話して聞けば良いのかもしれない。
しかしこれほど業績に影響を与えている事項について、事実を淡々と記載するだけで
それ以上の事を突っ込んで何も説明しようとしない姿勢自体を、問題視したのである。
上場している企業は、多数の一般株主や将来株主になるかもしれない投資家に対して
非常に丁寧な説明が求められる。
優れた経営者は株主を始めとするステークホルダーに気を配り、特にネガティブな事実を
公表する際には、そのケアを怠らないものだ。
経営者は、説明不足により投資家を不安にさせてはいけないと思う。
将来を期待して投資を続けて来たが、残念だがこれで撤退する事とした。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00262]
ユニバーサル園芸社からの撤退、お疲れさまでした。(私は半年以上も前から撤退しております。)
ずいぽんさん、今晩は。
M&Aによる将来性に期待していたんですけどね。
米国は一発目ですからノウハウもないでしょうし色々と起こるのはわかるのですが、
フォローが無いとやはり厳しいと思いました。
純粋な成長株がPFから1つ消えてしまったので、少し寂しい気もします。
成長株が直ぐ見つかると思います。頑張って下さい。
ずいぽんさん、こんにちは。
次の銘柄(ユニバーサル園芸社ほど純粋な成長株ではありませんが)の
買い指し値は入れていますが、少し時間がかかるかも、です。
今度は期待したい所です。