そーせいグループ

4565 そーせいグループ ってどうよ?

私の株式投資の主軸は、ブログ名の通り「成長株への長期投資」である。

投資中のPF銘柄には、全くこれからの純粋な成長企業もあれば、既にある程度の成長は終えて
配当の成長に移行している企業もある。

何れにしろ投資対象は、程度の差こそあれ今後も長期的に業績を伸ばしていけると思うものを
選出しており、”ある程度、投資先企業に肩入れして” 行っている。

そして投資対象となる企業には、ゲーム株やバイオ株は含めていない。

理由は、ゲーム銘柄は一度ヒット作が出れば株価は瞬く間に上昇するが、いつかは飽きられて
賞味期限が切れるため、株価は結局は「行って来い」になるためである。

そして一方のバイオ銘柄は、要は中で何が行われているのか、何がどの程度進捗しているのかが
素人の自分には理解できないためである。

しかし2018年5月4日に、キャピタルゲイン獲得を目的とした割切投資(記事 No.00235)
という記事を書いた通り、今後は一部の資金で値上がり益の確保のみを目的とした投資にも
挑戦したいと考えている。

その行為は場合によっては、”投資” ではなく “投機” の範疇に入るのかもしれない。

“投資” と “投機” の違いや定義は曖昧であり人によってそれは異なるとは思うが、対象を株式に
限定すると私の考えは下記の通りとなる。

 ・株式投資 : 企業の中身や活動自体から生じる結果を予想した行為
 ・株式投機 : 株価の非効率性や歪みから生じる結果を予想した行為

“企業の中身や活動自体から生じる結果” が短期間に劇的に変化する事は通常あまり無いため、
結果的に投資期間はある程度は長期に亘る事が多い。

“株価の非効率性や歪みから生じる結果” が短期間の内に解消する事は多いため、結果的に投機期間
は短期になる場合が多い。

上記の “期間” は確率の問題であり、何れにしろ、”投資” と “投機” の違いは対象企業に対する
その人の態度であり、”長期” と “短期” で単純に区別出来るものではないと考えている。

 
さて、さきほど述べたゲーム株やバイオ株だが「成長株への長期投資」の範疇には含めていないが
前述の記事で書いた「割切投資」の対象としては面白いと考えている。

そしてバイオ株といえば、やはり外せないのが 4565 そーせいグループ であろう。

そーせいグループ と言えば、

 ・東証マザーズ上場銘柄での時価総額1位になった事がある(2018年6月8日現在は同7位)
 ・サラリーマン個人投資家、五味大輔氏が筆頭株主(2017年9月28日現在、6.13%保有)
 ・16年4月に子会社とAllergan社の大型契約金1.25億ドル受領、17年3月期はEPS:580円に

そして最近の業績(EPS)は、

 ・2012年3月期:▲165円
 ・2013年3月期:▲ 54円
 ・2014年3月期:△126円
 ・2015年3月期:△ 41円
 ・2016年3月期:▲ 93円
 ・2017年3月期:△580円
 ・2018年3月期:▲150円

利益と損失が目まぐるしく入れ替り、順調なのかそうでないのか全くわからない。
創薬ベンチャーの四半期決算や通期決算を眺めていても、あまり意味がないのではと思う。

そして、同社株式の週足チャートである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は、子会社Heptares社とAllergan社の契約発表がされた2016年4月7日から加速して上昇し
2016年3月期決算が発表された、2016年5月13日までがピークであった。

その後は下落トレンドが続いており、2018年5月10日に発表された前期決算も赤字になった事で
同時に発表された、6月末での株式4分割も材料視されなかった。

これまでの株価の推移は、3,500円 → 26,000円 → 6,800円と7.5倍に上昇して4分の1に下落、
つまり「往って来い」は85%完了したという計算になる。

この状態を、どう評価するかである。
PERなどの指標は、もはや意味を成さない。

同社の様なバイオ株、いわゆる創薬ベンチャーは典型的な研究開発事業であり、成果が出るまで
には長い期間と巨額の資金が必要になる。 そして必ず成果が出るという保証はない。

開発中の製薬案件は、完成して製品化の目処が立ち、特許を取得する「最終ステージ」に
到達するまでは売上として計上出来ない。

売上は、開発済みの薬品から得られる「ロイヤリティー」や、臨床段階から申請段階にステージが
上がった薬品を製薬会社に提供する「マイルストーン」などから得る事になる。

日々の研究開発費を賄うためには、これらの収入が不可欠となる。
そして資金が不足すれば、増資を行う事になる。

行っている事は専門領域であり、一般人には理解し難い内容となる。
素人の私などには、全く理解不能である。

本来投資は自分の理解出来るものに絞るのが前提であり、分からないものには手を出さないのが
鉄則である。

しかし同社はこのままでは終わらないという予感があり、何れ何らかの成果を出し、株価が大変動
するのではないかと何となく考えている。

問題はそれがいつ起こるのか、である。
投資時期が早すぎると、只ずるずると資産を減らすだけになる可能性がある。

 
18年6月1日には「タイヨウ・パシフィック・パートナーズ」がそーせい株を5%超取得し、五味大輔氏
に次ぐ第2位の株主になったことを発表している。

同社は米ワシントン州に拠点を置く友好的なアクティビストで、2003年にアジア専門のプロにより
設立されたとある。

同社のCEO兼創業パートナーは、「彼らの技術やビジネスを強化する戦略的投資を喜ばしく思って
いる。 子会社Heptares社の追加で他社に無い基盤を得、世界を苦しめている疾病に有効な製品の
パイプラインを充実させた。経営陣と協働した継続的な成長サポートが楽しみだ。」と述べた。

同社の成功に、大きな期待と自信を持っているのであろう。
社会的な意義としては、素晴らしい決断である。

バイオ創薬ベンチャーの雄、そーせいグループ。
再び目覚める時は、果たしていつなのか。

バイオ企業への本来の投資態度は、経営者やその成功を信じて長期で資金を提供し、強い気持ちで
投資を続けて行く事であろう。

その社会的貢献に惚れて長期で投資している事で有名な個人投資家「内田さん」はその典型である。

しかし私にはそれは出来ないため、何らかの進展があり株価が動き出したら「割切投資」として
是非ともその波には乗ってみたいと思う。

実行出来るかどうかはわからないが、今後もその動向だけは見つめて行きたい。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00266]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

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