2186 ソーバル が本日9月29日の大引け後、2018年2月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の状況は表の通り。
実績 | 前期比 | 通期予想 | 進捗率 | |
売上高 | 40.6億円 | +1% | 81.2億円 | +50% |
営業利益 | 2.6億円 | +5% | 5.7億円 | +46% |
経常利益 | 2.6億円 | +9% | 5.7億円 | +47% |
純利益 | 1.8億円 | +4% | 3.8億円 | +47% |
決算数値は概ね計画通りという所であろう。 期末予想の達成は堅いと判断している。
既存顧客に対する技術提供を行いつつ、AIやIoTに関する提案活動や
自動運転に関する技術の習得に力を入れ、顧客から信頼を得ている。
また、2017年3月31日に 3838 ユビキタスから譲受した IoTプラットフォームである 「Alliot」
事業の営業にも力を入れている。
同事業はまだ収益への貢献は少なく、今後の成長が期待される。
従来から推進している受託業務の受注拡大も着実に進んでおり、併せて特定主要顧客への依存度も
平準化が進んでいる。
最大顧客であるキャノングループからの受注割合は
・2015年2月期 : 63.3%
・2016年2月期 : 58.4%
・2017年2月期 : 52.2%
と段階的に減少してきており、その分ソニーグループの受注増加や前期の日立グループからの
初受注獲得など、分散効果が出始めている。
将来の外部環境の変化に伴う事業継続リスクを低減させるためにも、特定顧客への依存度は出来る
だけ下げるのが望ましく、今後も継続して新規顧客の獲得を推進してほしい。
IoTやクラウド事業への本格参入と平行して、自動運転、車載システム、航空宇宙、介護・医療、
金融等へのM&A機会を常に追求している。
下期も引き続きビジネスチャンスをモノにして頂き、今期予想を上回る実績で着地してくれる事を
願っている。
成長意欲が高く、将来的な事業領域の拡大とそれによる時価総額や1株配当の成長を楽しみに、
今後も長期投資を継続して行きたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00089]
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