3844 コムチュア が昨日9月29日、本体および子会社の組織変更と人事異動を発表している。
1.コムチュア
クラウド、ビックデータ、AI(人工知能)、IoT及びフィンテックに加え、RPA(ロボティック・
プロセス・オートメーション)関連のビジネス拡大のため、3事業本部の組織を再編する。
・第1事業本部
Salesforce.com、ServiceNow 及び Cybozu を中心とした成長著しいクラウドソリューション
ビジネスをさらに効率よく発展させるため、クラウドソリューション本部内の部署を統合する。
・第2事業本部
Microsoft 関連のクラウドソリューションビジネスを拡大させるため、コラボレーション本部を
1部署から2部署に増設する。
・第3事業本部
需要が急速に高まるビックデータ、AIビジネスに加え、RPAビジネスを急拡大させるため、ビック
データ・AIソリューション本部をビックデータ・AI・ロボットソリューション本部に名称変更する。
更にビックデータ・AI・ロボットソリューション本部をデータサイエンス・AI部、データ・
マネジメント部およびRPAソリューション部の3部署に増設し、新規事業における領域を拡大する。
2.コムチュアネットワーク
クラウド関連のシステナ運用ビジネス拡大のため、クラウド基盤運用部をクラウド基盤運用第1部、
クラウド基盤運用第2部と2部署に拡大し、クラウド運用事業を拡大する。
第1事業本部および第2事業本部では、Salesforce.com、ServiceNow、Cybozu、Microsoft といった
主要ソリューションがスコープとなっている。
顧客管理、営業支援、グループウェアといった単一のソリューションから企業活動のあらゆる分野で
個々に最適化したリスクマネジメントを行う統合ソリューションまで広範囲に扱う。
これらのソリューションは顧客企業にとり、対象業務の効率化だけでなく今やBCP(事業継続)の観点
からも無くてはならないものである。
悪意のある1人の従業員の行動により、一瞬にして事業が立ち行かなくなるリスクがある時代である。
経営者にとって組織マネジメントは最重要テーマであり、相応の対価を支払うべき時代なのだ。
そして各ソリューションにおける、クラウド化の流れも止められない。
これらのソリューション需要とクラウド化需要の相乗効果より、今後もその需要が拡大する事は世の中の
流れである。
今回の組織の改編効果と相まって、今後も当社が長期に亘ってこれらのビジネスを拡大していくと
確信している。
そして第3事業本部は、魅惑のキーワードであるビックデータ、AI、ロボット、RPAといったビジネスを
更に力強く推進していくという意思の表れであろう。
特にロボティック・プロセス・オートメーションという言葉には、大きな可能性を感じさせる。
画面上のアプリケーションやシステム画面を、人が行うのと同様に操作する専用のソフトウェアであり
一定のルールに沿って繰り返し行われる、標準化された業務プロセスを自動化することが可能となる。
言ってみれば、ホワイトカラーによる間接業務の効率化である。
今回の組織改編は、直ちに業績を押し上げる効果が出るといった類いのものではないが、会社の意思表示
であり、長いスパンで見れば確実に成長効果という形で業績に反映されて来ると信じている。
1株主として、当社の未来が非常に楽しみである。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00090]
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