コムチュア

3844 コムチュア から株主通信。業績と株価のベクトル真逆が鮮明に

3844 コムチュア から先日、2018年3月期の “Business Report” 株主通信が届いた。

表紙には、いつもの通り当期の業績結果(下図では省略)と成長イメージのグラフが。


画像出所:コムチュア株式会社 2018年3月期 Business Report

当期の業績として、売上高:前期比17.9%UP、営業利益:前期比 29.3%UP の記載。
そして「高収益の維持と株主への還元」として、ROE:31.9% と配当性向:33.9% の記載。

そして赤枠(追記)の通り、キャラクター「コムくん」が「時価総額 1,000億円企業を目指します!」
と力強く宣言。

“時価総額 1,000億円企業” は経営者による、明確なコミットメントである。
経営者が明確に宣言しなければ、会社はその目標に向かって進み達成する事は出来ない。

それが達成出来るか否かはさておき、経営者は先ず明確な目標を設定して宣言することが大切である。

 
・高成長・高収益を実現する経営


画像出所:コムチュア株式会社 2018年3月期 Business Report

これまでの創業2期目以降の年平均成長率は 15.5%であり、絶え間ないイノベーションを繰り返し
ながら時代に見合った技術やサービスを取り入れ、顧客に提供してきた事で実現したとしている。

また、企業の成長の源泉は環境適応力。ITの技術は常に変化をしており、古いものにとらわれず、
新しい技術に対応しながら高成長、高収益を目指すことがグループのDNAになっていると記載。

“最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、
変化できる者である” (ダーウィンの進化論、但し諸説あり)を地で行く精神である。

この精神は今後も脈々と引き継がれ、その時代にある先端技術を活かして顧客にソリューションを
提供し続けて行く事、そしてそれにより成長を続ける事が容易に想定出来る。

・NEXT10に向け


画像出所:コムチュア株式会社 2018年3月期決算説明動画

前回の記事3844 コムチュア 2018年3月期本決算と中計を発表(記事 No.237)に書いた通り、
3ヶ年中期経営計画(2019年3月期~2021年3月期)の基本戦略として、成長戦略・顧客戦略・
人材戦略・イノベーション戦略・品質戦略・財務戦略・提携戦略を掲げている。

それを受けて「成長のための7つの基本戦略を軸に、時価総額 1,000億円を次の目標に置き、
グループ一丸となって組織力、技術力、提案力を総合的に高め更なる成長を目指す」としている。

この7つの戦略を一つ一つ実行・実現する事で、最終年度となる2021年3月期の業績目標である
売上高 218億円、営業利益 27.5億円、売上高営業利益率 12.6%を実現すると強い意志で臨むだろう。 

必ずや、達成出来るものと期待している。

 
・働き方改革


画像出所:コムチュア株式会社 2018年3月期 Business Report

基本戦略のひとつである成長戦略の1項目、「高付加価値経営により一人当たり売上の5%以上UP」を
実現するための取組み改革となる。

「生産性向上」と「長時間労働の抑制」という対極の課題を同時に推進。これにより、

 社員にとって → 豊かさを実感できる会社
 会社にとって → 生産性向上&品質向上

の関係となり、成長と分配の好循環が生まれるとしている。 正に、WinWinの関係の実現である。

この好循環により、採用した優秀な人材がプロフェッショナル人材となった後も適正業務管理と
適正評価・適正報酬により高い社員満足度を得て、転職せずに長期で戦力になってくれる。

会社はそのための労務費のUPを惜しまず、その結果、1人当たりの毎年の売上高のUPを実現する。
優れた企業は、一番身近なステークホルダーである社員の事を疎かにはしないものである。

・特集:RPA、ビックデータ・AIを活用!


画像出所:コムチュア株式会社 2018年3月期 Business Report

大手製造業の導入事例を挙げ、RPAの導入・定着化をワンストップで支援するとしている。 
対象業務の抽出から導入後の運用保守まで、自社で全て対応出来るのが強みである。

また割愛したが、ビックデータ・AIによるデータ分析も事例と共に紹介されている。
これらは今後、息の長い技術テーマであり業績への寄与も高いことが予想される。

 
・決算ハイライト-株主還元


画像出所:コムチュア株式会社 2018年3月期 Business Report

配当金は13期連続増配中であり、今期も引き続き増配を計画している。 配当性向は 35.5%の予定。

今後も利益の成長に伴い、適正な範囲での連続増配を継続してくれるだろう。
配当の成長もまた、楽しみである。

以上の通り、株主通信からは今後の成長に対する会社としての明確な意思表示や数値目標と
それを実現するための戦略や施策が伝わってくる。

成長を続けるという経営者の強い想いがあれば、企業は困難を乗り越えてそれに向かって
歩んで行くものである。

株主としては、期待を持ってそれを静かに見守るだけである。

以上を踏まえて、これまでの株価の推移を確認してみよう。
同社株式の週足チャートと、四半期決算における純利益の推移を表示したのが下記の図である。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価はこれまで2018年3月期 3Q決算発表翌日の1月30日に 4,100円、その後4月10日に4,355円、
本決算発表2日後の5月9日に 4,175円の高値をそれぞれ付けた後は、ズルズルと下り坂になっている。

なお、チャートの現在値表示 2,962円は昨日の値であり、6月21日本日の終値は 2,975円である。
今日の相場で、僅か13円しか上昇しなかった事からもその不調さがわかる。

不調の原因は今期の会社予想である売上高 +10%、純利益 +11.8%が市場の期待以下であったのか、
RPA等のテーマによる買い疲れなのか、イナゴの動きによるものなのかはわからない。

下落トレンドに移行して需給状態が悪いのであろうが、それでもこれは少し下げ過ぎではないか。

マーケットがどう評価しようが、会社としては粛々と成長を続けていく意思を発信している。
時価総額 1,000億円を実現した暁には、増資をしなければ株価は 6,000円以上で現在の2倍になる。

後はマーケットの気持ちがいつ反転するのか、そのタイミングだけであろう。
機は熟しつつあり、やがてその日は訪れると踏んでいる。

最先端のIT技術を採用・駆使したソリューション提供により、これからも成長を続けて行く当社。
引き続き、株主として長期に亘り投資を続けていく予定である。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00272]

コメント

  • コメント (2)

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    • 薄利多売
    • 2018年 6月 22日

    クオカード来ました。株価の下げっぷりは凄いですね。今日も想定以上に下げました。週足52週2788円までは下げるかもと思っていますが、このペースだと下げ止まらない気がしてひやひやしています。
    この半年は過剰な期待感で株価が釣り上げられていたのかもしれません。予想コンセンサスとやらが異常に高い数値突きつけられたりしていたので、ちょうどいいクールダウンになればいいですね。PERも30切りましたので2800円は切らずに反発する気もします。

      • 圭壱
      • 2018年 6月 23日

      薄利多売さん、こんにちは。

      相変わらず下げますね。確かにこれまでの上げは、期待先行の面があると思います。
      PF銘柄でどうしても比較してしまうシステナが値を保っているのと対照的です。

      コムチュアとシステナはこれまで含み益率のデットヒートを繰り広げ、現在コムチュアが約4.3倍、システナが約5倍です。
      コムチュアの最盛期は約6.4倍、それに対しシステナが約4.5倍だったので出遅れが顕著です。
      昨日は同業の 4674クレスコ も反発しました。
      後はどこで底打ちするかだけですね。 そろそろ近いとは思っていますが・・・
      個人的には、ここから大きく下げて勢い良く反発を期待しています。

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

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