6556 ウェルビー が本日7月12日、続伸して上場来高値が 1,900円に到達した。
また終値でも 1,876円と高値を更新し、私の買値である 934円からの2倍高を達成した。
同社株式のIPOからの日足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
同社株式が東証マザーズ市場にIPO後、13取引日目に 2,720円で300株を購入(株式分割前)。
この時点では、株価はまだまだ下に落ちるリスクもあったがその成長性を買って投資した。
その後発表された、2017年3月期の2Q決算は想定通りの良い内容であったが株価は下落。
一山あった後に発表された同3Q決算も進捗率は高く、同時に株式の3分割の発表もあり株価は上昇。
その後は 1,200円を挟んで上下に動いた後、5月からいよいよ上昇気流に乗って動き出した。
保有株数は株式3分割後の2日目に追加で100株購入し、合計で 1,000株の保有となっている。
ここまで買値をほぼ割らずに含み益を維持しながら、その率を高めてダブルバガー達成となった。
結果論であるが理想的な展開となり、内心ホッとしている所である。
新規IPO株を公開直後に投資し、株価が奈落の底に落ちると内心穏やかではいられない。
成長すると確信していても、その気持ちを持ち続けるには中々のタフさが求められる。
当社への投資では、これまでの所は相場の神様が微笑んでくれており、とても有り難い。
6月8日に掲載の2018年3月期決算説明会動画では、大田社長は4月に行われた障がい福祉サービス等
報酬改定について、次の様に語っている。
・改定により、報酬が定着実績に応じて上下(500単位~1,089単位)に動く様になった。
・低調な実績した上げられない事業所は、従来の804単位と比較すると実質減算されている。
・改定の要点は定着支援のクォリティを試すという事であり、「就労定着支援事業所」は
「就労移行支援事業所」とは別の独立した報酬体系となった。
・「就労移行支援事業所」は、6ヶ月以上定着者を毎年コンスタントに輩出する事が重要になる。
・「就労定着支援事業所」は、長期間に亘る効果的な支援を実施する事で就職定着率を高めて
いくという事が、単価にも非常に大きく影響する。
就労移行支援にしろ就労定着支援にしろ、改定により求められるのは就労後の持続性である。
それを実現出来る様な支援の質が求められ、応える事の出来ない事業所はどんどん単価が下がるのだ。
質の高い支援を行っている企業には、今回の改定はチャンスである。
社長は淡々と語っているが、燃える一方でそのプレッシャーは大きいに違いない。
しかし今回の改定をビジネスチャンスと捉え、今まで以上にその支援内容を高め、全ての事業所で
高い単価を維持出来る様に頑張ってほしい。 当社なら、それを成し遂げられるはずである。
事業所開設に関する最近のトピックスとして、
・6月に埼玉県越谷市で児童発達支援事業所(ハビー)を開設
・6月に宮城県仙台市と神奈川県厚木市で就労移行支援事業所(ウェルビー)を開設
・8月に愛媛県松山市で就労移行支援事業所(ウェルビー)を開設
今期の事業所開設予定は ウェルビー:7、ハビー:6、ハビープラス:1となっており、
その計画に沿って新規事業所が着々と開設されており、そのエリアは拡大している。
後は、それらの事業所で如何にしてさきほどの成果を出せるかである。
先の決算説明会の冒頭では、社長が次の様に語っている。
・当社としても、私としても非常にこだわってるのは「全従業員の自己実現と幸福を追求すると
共に、全ての人が「希望」を持てる社会の実現に向けて」という経営理念である。
・私の強い思いとして、従業員が幸せでないと幸せを提供する様なサービスは出来ないと思っている。
・従業員がきちんと生活の質も含めて担保されてこそ、高いサービスを提供出来ると考えている。
当たり前だが、経営者として非常に大事な視点であると思う。
従業員を大事にする企業であれば、従業員は必ずそれに応えてくれるし、その結果は必ず良い方向に
現れ、ビジネスが間違っていなければそれが最終的に会社の業績となって返って来るのだ。
今後もその経営理念を忘れずに事業や従業員と向き合い、会社を大きく成長させて障がいのある人の
役に立ち続けてほしいと思う。
これからが、当社の本当の真価を問われる時である。
引き続き、その成長を株主として見守って行きたいと思う。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00282]
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