6029 アトラ への株式投資の経緯について。
投資時期は2015年5月。
2005年1月に設立された、鍼灸接骨院をFC展開する会社である。
自社ブランド 「ほねつぎ」 実在店のFC契約、療養費用請求サービス、スマホによる
口コミ・予約システム、鍼灸関連機材や消耗品の販売を行っている。
当社は個人経営が多くを占め、旧態依然としているこの業界にITによる大きな変革を
起こそうとしている。
コンビニの創生期に、誰が現在の姿を想像出来たであろう。
コンビニは単に店に陳列してある商品を売るだけではなく、日常求められる各種予約、契約、
決済、ATM、発送、受取りなどの機能を持ち、ネットと現実を結びつける役割を担っている。
当社が挑もうとしている鍼灸接骨院業界はどうか。
柔道整復師や鍼灸師、マッサージ師による個人経営院が大半であり、個人により院の運営方法が
全く異なり属人化している。
将来的に鍼灸接骨院は効率化・多機能化され、単に鍼灸医療を受けるだけではない付加価値が
創造されるに違いない。
当社は将来の成長に向けて、様々な投資を実践している。
・複数の機材製造・輸入・販売会社との独占販売契約
・経営者の確定申告を委託するための業務提携
(6027 弁護士ドットコム)
・フィットネスクラブ運営会社との業務提携
・療養費一時立て替えのための貸金業登録
・鍼灸接骨院の設計建築に向けた業務提携
(6085 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン)
・IT先端技術を持つ企業との提携および出資
・生体情報を取得するウェアラブルIoT製品の開発に
向けた専門会社との業務提携
・相互製品販売のための業務提携
(3180 ビューティガレージ)
先行投資を短期間の内に少々やり過ぎたのかもしれない。
2016年12月期は増収減益となっており、2017年12月期も増収だが利益が付いてこない
予想となっている。
株価もこれを反映し下落トレンドとなっているが、全く心配していない。
株価は目先の事にしか反応しないのが常である。
最終的に増益とならなければ上昇しない。
長期的には先行投資が効果を生み、増収増益に変化してくる。
株価は少しずつこれを織り込んでいくと予想している。
財務的には、
自己資本率 : 46%
フリーCF : ▲5億円
現金同等物 : 10億円
有利子負債 : 5億円
となっており、これは新興成長企業なので致し方ない。
キャッシュが底を付かない程度に投資してもらえれば良い。
余談だが、東証1部への鞍替えは時期尚早ではなかったかと思っている。
マザーズで実力を付け、満を持して堂々と登場してほしかった。
ビジネス展開に向け、冠が重要なのであろう。
とはいえ将来が楽しみな会社である。
当社の企業理念は「世界中の人を健康にしたい。」である。「日本中」では無い点が良い。
日本で成長して地力を付け、次は世界に打って出ようという壮大な目標を感じ取れる。
今後の成長に大いに期待しながら、徐々に増配もしてもらいインカムゲインの増加を
楽しみつつ、大化けを待つ予定である。
正真正銘の成長株であると考えており、長期投資にふさわしい。
テンバガーへの大化け候補筆頭銘柄と考えている。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00016]
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