昨日7月30日より、M&A関連銘柄の株価が波乱の展開になっている。
PF外ではあるが 6196 ストライク を加えた、関連4銘柄の決算発表における純利益の前期比と
株価の動きを下表に纏めてみた。
日付 | M&ACP | 日本M&Aセンター | ストライク | IRJHD | |||
決算 | 株価 | 決算 | 株価 | 株価 | 決算 | 株価 | |
2018年7月27日 | ▲10.5% | ||||||
2018年7月30日 | ▲1,500円 | ▲24.0% | ▲105円 | ▲125円 | ▲335円 | ||
2018年7月31日 | ▲1,090円 | ▲384円 | ▲325円 | +19.3% | +375円 |
引き金となったのは、先週27日に発表された 6080 M&Aキャピタルパートナーズ の3Q決算が
▲10.5%と予想外の減益で着地した事である。
この結果を受けて、週明け30日の取引では同社株式は ▲1,500円とストップ安に。
そしてこの決算結果と値動きを見て、マーケットは動揺。
連想売りによって、関連銘柄が一斉に売られてしまった。
2127 日本M&Aセンター は大引け後の15時に1Q決算の発表を控えていたが、市場は不安視して
株価は ▲105円となった。 そして大引け後に発表された1Q決算も、まさかの ▲24.0%に。
M&Aキャピタルパートナーズ によるとばっちりを受けたのが、6196 ストライク。
当日IRの予定は何も無かったが、株価は ▲125円と下落。
6035 アイ・アールジャパンホールディングス は翌日31日の昼に1Q決算発表を控えていたが、
これまで大きく上昇してきた事もあり、株価は一気に ▲335円と大きく下落。
そして本日。
M&Aキャピタルパートナーズ は 日本M&Aセンター の減益着地を見て負の連鎖で更に売られ、
前日のストップ安に続いて ▲1,090円と大幅安に。
当の 日本M&Aセンター も、減益を受けて負けずと ▲384円の大幅な下げ。
ここで最大のとばっちりを受けたのは ストライク で、何と ▲325円の大幅安に。
両社の決算とその後の値動きの負のスパイラルで、何も悪くないのに被害者に。
アイ・アールジャパンホールディングス も前場はマイナス圏を彷徨っていたが、正午に
発表された1Q決算が +19.3%で着地し、同時に株式分割(1:2)が発表された事で最後に
+375円 と大幅高になった。
M&A関連事業は将来に亘って有望と判断しており、その成長には大きな期待を持っている。
市場の期待も大きく、今回の様に増益での着地が当たり前の中で1度に2社が減益となった事で
マーケットは大きく反応した。
最後の アイ・アールジャパンホールディングス の良い結果には素直に反応してくれた事が
せめてもの救いである。
明日以降、マーケットは落ち着きを取り戻して効率的になってくれるだろうか。
マーケットにはその力があると信じたい。
長い投資期間の中には、この様な激しいダウンサイドに必ず遭遇する。
長期投資家として、これからも冷静に対応して行きたい。
私はこの2日間、投資する3銘柄とも100株たりとも売却はしていない。
今後も売却はせず、その成長を信じて長期で見守って行く予定である。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00294]
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