6032 インターワークス が本日8月1日の正午過ぎ、2019年3月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 10.42億円 | +3.4% | 48.00億円 | +21.70% |
営業利益 | 1.15億円 | ▲29.5% | 8.10億円 | +14.19% |
経常利益 | 1.15億円 | ▲29.5% | 8.10億円 | +14.19% |
純利益 | 0.76億円 | ▲31.1% | 5.60億円 | +13.57% |
またしても減益での着地となった。各利益とも、前期比で 30%前後の減益である。
それぞれの進捗率も 14%前後と、標準の半分強という地点である。
昨年度より取り組んでいる、「持続的成長のための構造改革」を継続して推進している。
主力のメディア&ソリューション事業は、経営資源を集中している「工場WORKS」が
事業全体の業績を引き続き牽引。
サービス拡充のための成長投資を行った結果、増収減益となったとしている。
持続的成長の為の戦略投資を引き続き行っており、潜在的求職者層へのアプローチを行う
「工場タイムズ」のリニューアル、プロドライバー向けの新メディア「ドライバータイムズ」
への投資を行い、エンジニアの積極採用を前倒した。
人材紹介事業は、増員してきたコンサルタントが順調に成長しており増収増益となった。
引き続きコンサルタントの増員と早期戦力化を行い、KPIマネジメントとスモールチーム
戦略の推進により、前下期から成約を1.5倍のペースで進める取り組みを推進している。
採用支援事業は、採用アウトソーシングからHR-Technologyへの構造改革の推進に注力し、
従来型の採用アウトソーシングのリストラクチャリングを行い、減収減益となった。
但し、通期の利益確保への準備を順調に進めているとしている。
事業構造改革を更にドライブを掛けて推し進め、採用アウトソーシングの売上高を減らし
HR-Technology商材の受注に最注力。 受注金額は、目標に対し 232%で進捗中としている。
成長戦略のポイント:事業横断型の新事業の創出
画像出所:株式会社インターワークス 2019年3月期 第1四半期 決算・会社説明会資料
工場タイムズから工場WORKSへ、そして人材紹介事業への流れを HR-Technologyにより
実現しようとしている。
この流れを推進する中で従来型の採用アウトソーシングが再構築されており、方向転換と
先行投資の効果が発現するには、もう少し時間が掛かりそうである。
この発表を受けて後場の株価は急落し、終値は 1,000円を割り込み 919円となった。
画像出所:YAHOO! JAPAN
この減益では、まぁ仕方がないだろう。
暫くは我慢の時になるかもしれないが、粛々と配当をもらいながら成長するのを待ちたいと思う。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00297]
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