3763 プロシップ が7月30日の14:00、2019年3月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 8.47億円 | ▲1.2% | 46.00億円 | +18.41% |
営業利益 | 2.17億円 | +6.4% | 14.80億円 | +14.66% |
経常利益 | 2.28億円 | +7.5% | 15.10億円 | +15.09% |
純利益 | 1.52億円 | +5.7% | 10.40億円 | +14.61% |
売上高は微減、各利益は前期比で 6%前後の増益での着地となった。
また各利益の進捗率は 14%程度と、標準の半分程度の進みであった。
現在、2019年度のIFRS(国際会計基準)のリース会計制度変更を契機とした、固定資産管理
ソリューションの拡販に努めている。
主力の固定資産ソリューションは、IFRS対応や既存システムの刷新等を契機とした新規ユーザーの
獲得や、既存ユーザーへのバージョンアップを推進した。
その他事業は、プロシップフロンティアにて既存顧客の受託開発や運用管理等の対応を推進。
1Qの結果としては、全体として概ね予定通りに進捗しているとしている。
四季報夏号での記載は、
【上向く】
IFRS移行企業が徐々に増加。
固定資産管理ソフトの出荷が堅調増。
前期発生した複数の赤字案件は前半で終息。
それに伴い圧縮した開発費も戻す。
営業益上向く。記念配落とすが、60円配継続。
【要員確保】
大連の開発子会社は採用増に加え開発委託先開拓で人材確保。
上海でも販売と開発で委託先拡大図る。
筆頭株主のNSDから今期応援要員20人強予定。
となっている。
IFRS移行のビジネスチャンスは、確実にモノにしていきたい所である。
9759 NSD からの要員のバックアップは、有り難いものでろう。
決算発表を受けた、株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
決算発表のあった 7月30日は、株価は129円、5%ほど上昇したが翌日は大きく下落し
現在は、ほぼ発表前の水準となっている。
またどこかで、 3,000円レベルを目指す展開になってくれることを期待したい。
今期残りもチャンスを捉えて堅調に推移し、来期以降成長して行ってくれる事を期待して
引き続き長期で投資を続けて行く考えである。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00299]
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