東計電算

4746 東計電算 2018年12月期・2Q決算を発表、12%増益

4746 東計電算 が本日8月6日の大引け後、2018年12月期の第2四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。

実績 前期比 通期会社予想 進捗率
売上高 70.48億円 +7.1% 145.05億円 +48.59%
営業利益 12.82億円 +7.7% 28.29億円 +45.32%
経常利益 14.43億円 +12.0% 32.10億円 +44.95%
純利益 9.97億円 +12.7% 22.11億円 +45.09%

売上高は前期比で +7.1%の増収、純利益は +12.7%の増益での着地となった。
各利益の進捗率は 45%程度で、標準まであと一歩の所である。

2Q期間中も引き続き、システム運用業務売上の拡大・業種別ERPの促進・人材育成の拡充を重点施策
として取り組んだ。

サービス形態別には、下記の通りであった。

セグメント 売上高 前期比 営業利益 前期比
情報処理・ソフトウェア開発 62.53億円 +8.2% 11.51億円 +6.7%
機器販売 6.14億円 ▲2.7% 0.97億円 +25.7%
リース等その他 1.80億円 +5.2% 0.33億円 +0.3%

情報処理・ソフトウェア開発業務は、システム運用業務が堅調に推移しソフトウェア開発業務も
受注が堅調であった。

機器販売業務は、販売数量は減少したものの収益構造が改善した。
リース等その他の業務は、主要な取引先である建設業界の受注環境が前期に比べて改善した。

四季報夏号の記載は、下記の通りとなっている。

【フル稼働】
 機器販売はクラウド化響き前期並みが精いっぱい。
 ただ好採算の主力事業はシステム開発が物流、EC、不動産中心に受注好調でフル稼働。
 システム運用も順調。 プロジェクト管理効果も。
 要員増吸収し営業増益。 配当性向 35%で増配余地。

【課題】
 中国、ベトナムの開発拠点活用強化するが生産性改善が課題。
 国内はシステム設計者など上流工程の人材確保推進。

主柱の情報処理・ソフトウェア開発業務が好調であり、そのまま維持して3Q・4Qも進捗率を上げて
通期での超過着地を実現してほしいと思う。

地味な業種であるが、顧客の範囲は広く効率的な営業により案件の獲得を増やせると考えている。

そして今期も是非、連続での増配を実現してほしい。
予想は前期と同額の 80円で受取り総額は 40,000円、手取り利回りは 3.57%となるが、増配を期待。

 
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。

同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は2017年10月に 3,525円の高値を付けた後は上下動しながら少しずつ右肩下がりとなっている。
この辺りで直近の高値を更新し、体勢を整えたい所である。

株価の動きはともかく、今後も堅調に増収増益を重ね、最高益を更新し続けていける力はある。
その成長を楽しみに、今後も長期的に投資を続けて行きたい。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00304]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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