6157 日進工具 が7月31日の大引け後、2019年3月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 26.86億円 | +17.4% | 105.20億円 | +25.53% |
営業利益 | 7.77億円 | +20.6% | 27.50億円 | +28.25% |
経常利益 | 7.78億円 | +19.5% | 27.80億円 | +27.99% |
純利益 | 4.86億円 | +18.1% | 19.1億円 | +25.44% |
売上高は 17.4%の増収、営業利益は 20.6%の増益で純利益でも 18.1%の増益を確保した。
1Q期間中の活動としては、
・東京、大阪、名古屋等で開催された製品展示会に出展し、精密・微細加工に関する情報を発信。
・銅電極の加工に特化した新製品「銅電極加工用ロングネックボールエンドミル」を発表。
・製造時の製品の段取り時間を短縮するための取組みを推進。
・最終検査の自動化技術の開発等、一段の増産や生産効率化に向けた準備を進めた。
製品別の売上高は、下記の通りとなった。
・エンドミル(6mm以下) :20.33億円(前期比 +18.0%増)
・エンドミル(6mm超) : 2.91億円(前期比 +9.2%増)
・エンドミル(その他) : 1.53億円(前期比 +13.2%増)
・その他 : 2.07億円(前期比 +27.3%増)
製品展示や広告を積極展開し、売上確保に繋げている様である。
中でも主力の微細6mm以下のエンドミルの売上高が +18%と伸びており、需要が根強いのであろう。
四季報夏号での記載。
【高原】
小径エンドミルはスマホ向け鈍化するが、EVなど車載システム向けが利益牽引。
産業用ロボットや半導体製造装置向けも堅調。
ただ増産対応に伴う減価償却費増と作業員確保の人件費増、原材料の
超合金値上げ負担増が圧迫。 営業増益小幅。
【検討中】
取得済の仙台工場隣地に開発センター・新工場棟の建設計画を今期決定。
海外展示会場周辺に広告増やし拡販効果。
製品の原材料である超合金の値上げは痛いが、産業用ロボットなど各業界への需要増に伴う
売上の増大により、その負担をこなして増益に繋げている。
今後も製造業を根底で支える製品のメーカーとして、発展してほしい。
決算発表を受けた、株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は2月8日に 3,750円の高値を記録したものの、その後は下落トレンドとなり6月28日には 2,499円
の底値を付けた。
その後は少し上昇して 3,130円まで戻ったが、今回の決算発表翌日の8月1日は ▲106円(▲3.59%)と
下落して、本日8月6日時点の終値は 2,745円となっている。
純利益ベースで前期比18%余りの増益であったが、市場の期待には届かなかった様だ。
今後、評価が再び見直される日が来る事を期待している。
引き続き長期投資のスタンスで臨み、年々増配される配当を受取りながらその成長を見守りたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00305]
調整を終えた感じを受けたので改めて、この会社の株を購入しました。
ずいぽんさん、こんにちは。
日進工具、買われましたか。
決算良かったのに調整長いですね。
早いとこ上昇モードになり、4,000円目指してほしいです。
じっくり行きましょう。
2000円近くの時に一度売ってからどんどん株価は上昇しずっと、指をくわえておりました。
調整に加え外部の悪化も加わって株価はどんどん下落したものの最近、下方向に株価が行かなくなったようなので、購入をを決めました。
ずいぽんさん、返信ありがとうございます。
下に落ちた所を確実に拾われて、将来楽しみですね。
業績の裏付けがありますので、これ以上の下値不安もあまり無い様に思います。