6556 ウェルビー が本日8月13日の大引け後、2019年3月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 13.77億円 | +40.5% | 55.65億円 | +24.74% |
営業利益 | 3.62億円 | +42.2% | 12.95億円 | +27.95% |
経常利益 | 3.62億円 | +41.8% | 12.91億円 | +28.04% |
純利益 | 2.24億円 | +36.5% | 8.34億円 | +26.86% |
売上高は前年比で 40%増収、最終利益である純利益も 前期比 +36%と大幅増益で着地した。
会社の通期予想に対する進捗率も、経常利益で 28%、純利益で 26%と問題無く推移した。
就労移行支援事業は、新サービス「就労定着支援事業所」を順次開所した。
また同事業所「ウェルビー」は、新規拠点の設立継続と既存拠点の稼働率向上に努めた。
そして療育事業は、未就学児童を対象とした「ハビー」の新規開設を継続すると共に、
既存拠点の稼働率向上と有資格者や経験者の増員に努め、サービス品質の向上を図った。
1Q期間中の新規開設と合計拠点数は下記の通りとなり、合計拠点数は92となった。
就労移行支援事業所(ウェルビー):4センター開設 計62拠点
就労定着支援事業所 :2センター開設 計2拠点
その他 : 計5拠点
児童発達支援事業所(ハビー) :4教室開設 計20拠点
ハビープラス : 計3拠点
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合計 :10拠点 計92拠点
決算説明資料より(※赤字は筆者による追記)
画像出所:ウェルビー株式会社 2019年3月期 第1四半期決算説明資料
今期残りも着々と事業所を開設していく計画となっている。
中でも定着支援事業所は、「10月以降に全面的に開所予定」と記載があるので楽しみである。
また拠点数の増加により、売上原価自体は増加したがその原価率は改善したとしている。
(※赤字は筆者による追記)
画像出所:ウェルビー株式会社 2019年3月期 第1四半期決算説明資料
スケールメリットという事であろう。
今後の拠点増加に伴う、更なる向上に期待したい。
1Q時点の結果ではほぼ計画通りに進んでおり、今期の経常利益で24%程度、純利益で18%程度の
増益達成に向けて着々と進展している。
最後に、決算発表までの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
画像出所:YAHOO! JAPAN
株価は5月から上昇し、前期本決算の発表を挟んでその後は大きく上昇。7月に 1,938円の高値を
付けた後は下落し、本日8月13日の終値は 1,627円となっている。
本日の相場は日経平均株価が 440円超下落する大荒れの展開となったが、同社株式は大引け後の
決算発表を期待した買いが入り、前日比で 7円高と値を保ち終了した。
明日以降の相場が平穏なものとなる事を祈りつつ、その反応を待ちたい。
今後も法改正の結果に上手く適合しながら、計画通りの拠点の新規開設と既存拠点の稼働率の向上を
推進し、トータルで業績の向上に繋がる様に推進して行ってほしい。
今後の大きな成長を楽しみにしており、長期で投資を継続して行きたいと考えている。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00315]
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