4792 山田コンサルティンググループ への株式投資の経緯について。
投資時期は2015年7月。
1989年7月設立の、経営・不動産コンサルティング持株会社である。
元々はファイナンシャルプランナーの教育・研修と運営コンサルを業務として創業されたが、
経営・不動産コンサルに主軸を移し、現在の業容となっている。
コンサルティングは利益率の高いビジネスである。
全売上の8割以上を経営コンサルが占め、その売上高営業利益率は20%以上である。
必要な投資にも比較的お金が掛からない。 優秀な人材を確保するため人件費は高いが、
あとはオフィスさえ確保すれば取り組める。勿論、成長にはM&Aなど別途投資費用が必要である。
今後を見据えた取り組みとして、現在需要が高く今後の大きな成長が見込めるM&A・事業継承
コンサルティングに力を入れるため、2017年3月期中にグループ会社の再編を行った。
具体的には、異なる企業層に対してM&Aコンサル業務を行っていた山田FAS社と山田ビジネス
コンサルティング社を後者に統合した。
これにより、今後より効率的にM&A・事業継承コンサルティングを推進出来る体制となった。
2016年3月期もM&A・事業継承コンサルティングを加えたビジネスモデルへの転換を進めていたが、
これでより強固な体制となった。
また海外進出も着々と進めており、タイ・中国に現地法人を設立し、シンガポールに支店を
開設するなど投資を継続している。
今後もM&A・事業継承コンサルティングを含む経営コンサルティングで長期的に大きく成長すると
確信しており、正に成長株として長期的に投資を続けていく。
財務的には、
自己資本率 : 81%
フリーCF : 31億円
現金同等物 : 71億円
有利子負債 : 無し
となっており、長期投資する上で何の問題も無いと判断している。
なお、当社株式へ投資したタイミングは最悪であった。
2015年7月まで株価は長期的に順調に上昇していたが、購入直後に発表された1Q決算がほんの少し
悪かっただけで、この後下落トレンドに転換してしまったのだ。
このため買値に戻るのに1年を要し、最悪期は約40%も下落してしまい、当初は200万円程度投資して
いたため、90万円近い含み損を抱えた。 しかし当社の成長は確信していたため、保有を継続した。
尚、投資割合を均等にするため、最近一部を利益確定している。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00015]
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