6032 インターワークス が本日11月1日の午後、2018年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の最終着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期予想 | 進捗率 | |
売上高 | 19.3億円 | ▲2.9% | 46.0億円 | +42% |
営業利益 | 2.9億円 | ▲27.4% | 9.5億円 | +30% |
経常利益 | 2.9億円 | ▲27.0% | 9.5億円 | +30% |
純利益 | 1.7億円 | ▲33.3% | 6.4億円 | +27% |
1Qに続き減収減益となり、純利益は 33.3%の減益である。
引き続き良くない決算となったが、今回の決算は見通しに沿って推移しているため、
通期予想の変更は無いとしている。
主力のメディア&ソリューション事業では 6.9%の増収を達成しているが、求人メディア「工場WORKS」
に経営資源を集中し、且つサービス拡充のための成長投資を行った結果、減益となったとしている。
人材紹介事業も同様に、コンサルタントの集中採用により増収減益となったとしている。
唯一、採用支援事業は新たに適正検査、母集団形成支援、採用ツール等の全般的な支援が出来る
高付加価値サービス領域(HR-Technology)への事業構造の大幅転換のため販売促進費や広告宣伝費を
増額した結果、17.2%の減収になったとしている。
なお期間中の各セグメント毎の売上比率は、大体 5:2:3 位である。
決算説明会資料では、HR-Technologyについて独自のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)
による運用体制を活用したアウトバウンド型採用支援サービスを、今後の新たな成長ドライバーと
することが明記されている。
また2Q期間はこのRPAにより、新卒採用支援業務における売上原価率が 66.6%から60.1%へと改善
されたとしている。
求人メディア「工場WORKS」だけではなく、採用支援事業が強力な成長ドライバーになるのだとしたら
今後が楽しみである。
今期は事業構造の転換による新たな成長過渡期と捉え、今後その成果が現れてくるのを楽しみに、長期で
投資を続けて行くことにしたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00115]
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