4792 山田コンサルティンググループ が昨日の大引け後、2018年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の最終着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期予想 | 進捗率 | |
売上高 | 59.7億円 | +17.0% | 120.0億円 | +49% |
営業利益 | 12.5億円 | +20.7% | 29.0億円 | +43% |
経常利益 | 12.6億円 | +53.9% | 29.1億円 | +43% |
純利益 | 7.9億円 | +48.1% | 18.5億円 | +42% |
無難に増収増益を達成し、売上高は17%増、純利益は48%増となった。
各指標の通期予想に対する進捗率も4割を超過し、頑張れば通期で達成可能なレベルまで来ている。
経常利益の増益率が 53%と高いが、前期は米国債の為替差損等により営業外で ▲2.17億円の損失が
あったが、今期はプラスになったためとしている。
セグメント毎の状況は、
・主軸の経営コンサルティング事業は営業利益が 10.8億円、30.6%の増益を達成。
1Qの大型案件の実現後も、受注が順調であったためとしている。
・不動産コンサルティング事業は同0.4億円で▲64.6%と減益になった。
提携会計事務所からの受注件数減少や、大型案件が無かったためとしている。
・FP関連事業は、同1.2億円で前期の800万円から大幅な増益を達成した。
金融機関の社員教育ニーズの高まりから、FP資格取得講座や実務研修の受注が好調だった事と、
確定拠出年金導入企業に対する研修が増加したためとしている。
政府が導入を後押ししている、iDeCoの恩恵を受けた結果となった。
下期も引き続き、メインとなる経営コンサルティング、特にM&Aや事業承継案件に力を入れて案件獲得に
繋げ、通期超過での着地を実現してほしい。
長期的には、前期買収のシンガポール子会社や、6月に設立したタイ子会社の今後の成長にも期待している。
コンサルティングという、利益率の高いビジネスで今後も大きく成長してくれる事を期待しながら、
引き続き長期で投資を続けていきたいと考えている。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00121]
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