割切投資

[割切投資] 6545 インターネットインフィニティー に新規投資

昨日9月25日、割切投資PF No.005号として 6545 インターネットインフィニティー に投資した。

高齢者向けの各種介護関連サービスを運営する企業であり、2001年に有限会社として設立された後
2004年に株式会社化、その後2017年3月に東証マザーズに株式を上場している。

介護関連の企業のイメージとはかけ離れた今風のIT企業の様な社名であるが、これは当初設立時は
純粋にSI(システムインテグレーション)を営む会社であったためである。

事業の主要セグメントは、2つに分かれる。

1.ヘルスケアソリューション事業(売上比率:60%)

 ・3時間のリハビリ型デイサービス「レコードブック」
 ・Webソリューション(シルバーマーケティング支援・仕事と介護の両立支援)

2.在宅サービス事業(売上比率:40%)

 ・在宅サービス事業
 ・訪問介護サービス
 ・通所介護サービス(デイサービス)
 ・短期入所生活介護サービス(ショートステイ)

成長の源泉は、「レコードブック」の直営・FCによる新規出店とそれによる会員数の増加が主となる。
店舗は、全国の主要都市にドミナント方式で集中出店する戦略で展開を進めている。

当社の強みとして、介護を担当する全国のケアマネジャーの約60%が「ケアマネジメント・オンライン」
という同社が運営する介護関連の情報サイトに会員登録している事が挙げられる。


画像出所:成長可能性に関する説明資料 株式会社インターネットインフィニティー

これは今後、介護関連ビジネスを進めて行く上で大変大きな無形資産となる。

医療費が年々増大し国の予算の大きな重しとなっている現在、その費用を削減する事が求められている。

ここで同社が展開するレコードブックは、機能訓練を中心とした3時間のリハビリ型デイサービスであり
利用者の身体機能や健康の維持・回復・改善を目的とした、各種の運動プログラムを組んでいる。

これにより高齢者が健康的な生活を維持し、引いては医療費の削減という結果に繋がり国の意向に合致する。
大きな社会的意義を持った企業であると言える。

次に、これまでの株価の推移について。
同社株式の週足および日足チャート、四半期決算における純利益の推移は下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

2017年3月に東証マザーズにIPO後、株価は8月には 分割後換算で2,600円レベルまで上昇。その後 1,700円
程度まで一旦下落したがその後は再び切り返し、2018年1月には 3,470円の上場来高値を記録した。

その後は一転下落トレンドに突入し、5月15日に発表された2018年3月期・本決算は純利益で前期比 78.5%
と大幅増益で着地したものの、今期の予想が +2.5%と控えめであったため窓を開けて下落。

その後は一転上昇したものの下落トレンドには逆らえずに再び下がり、8月14日の大引け後に発表された
今期1Q決算が ▲0.34億円と赤字になった事を受けてストップ安に。

現在も、その下のレベルで推移している。
しかし今の所は横這いを続けており、何となく下げ止まった様に見える。

ストップ安の原因となった1Q決算の赤字であるが、補足説明資料には次の記載がある。
(赤線は筆者による追記)


画像出所:2019年3月期 第1四半期決算補足説明資料 株式会社インターネットインフィニティー

つまり売上高は増えており、赤字の主因は期初に予定していた出店や人材研修センター等の先行投資で
計画内ということになる。

主軸のレコードブック事業は今期末の160店超の達成に向けて継続的に出店を続けており、3月期末
に比べてFCは7店増加した。

今後も新規出店の継続により、長期的に売上および会員の増加に寄与すると思われる。

また、地方鉄道会社との提携によるレコードブックの共同事業を開始。
8月には、JR四国とのコラボレーション店舗第1号店をオープンしている。

高齢者に元気になって活動してもらい、移動の足として利用してほしい鉄道会社との利害が一致している。

今後も介護だけでなくレコードブックによる運動プログラムで高齢者を元気にし、病気を予防して
国の医療費削減に貢献する事で成長して行くと考えている。

従ってある程度中期的に継続保有し、キャピタルゲインを得られれば良いと考えている。
株価が再び高値圏に浮上し、それを超えて行く事を楽しみに投資して行きたい。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00340]

コメント

  • コメント (2)

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    • 薄利多売
    • 2018年 9月 28日

    この銘柄、1年以上前だから上場後しばらくした辺りですが、何かの理由で監視してたのですが思い出せません。
    6か月日足では9/25にレジスタンスラインをブレイクしており、もうすぐ5日線が25日線を上抜くので上げて行くと思います。次の決算までは期待で上げそうな気がしますが、中期とのことですので決算跨ぐとなると怖いですね。

      • 圭壱
      • 2018年 9月 28日

      薄利多売さん、今晩は。

      上げ予想、ありがとうございます。
      確かに次回の2Q決算次第で雰囲気が変わりそうです。
      最近の小型株は少し良いと一気に行く傾向ありますね。
      勿論その逆も然り・・・果たして吉と出るか、楽しみです。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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