投資方針

NYダウ 続急落。 長期投資に求められるのは?

今日は夜勤のため、この記事は午前9時前に書いている。

10月11日のNYダウは、前日に引き続き大幅下落となった。

 10日:NYダウ ▲831ドル(▲3.15%)
 11日:NK平均 ▲915円 (▲3.89%)
 11日:NYダウ ▲545ドル(▲2.13%)

昨日10月11日は、日経225の方が大きく下落した。

一時 1,000円超の下落というのは、やはりインパクトが大きい。
全くいつもの事だが、大好きなネタでマスコミも大喜びである。

私の保有株式の評価総額も長期投資PFだけで ▲211万円(▲3.99%)と日経225並みに減少した。
NYダウ並みの下落率であれば ▲160万円程度ですんだはずである。

6029 アトラ は正にこの最悪の環境(内部・外部)で昨日こそ絶対に寄らないかと思ったが
9時30分前には大幅安だが寄りつき、以降は普通に取引されたのは意外であった。

勿論、PFの22銘柄全てが下落である。

 
前回2月の急落時もそうであったが、こういった時に日本株の方がいつもボラティリティーが
大きいのは何故なのだろうか。

何か構造的な問題に起因するのか? 東証のせい? 外国人のせい?

急落時にその動きに拍車をかける事で悪名高い、コンピュータアルゴリズムによる超高速取引は
東証ご自慢のArrows稼働でどちらも同じ様なものであるし、動きに大差は無いと思うのだが。

外国人の主導によるものなら、その主たるマーケットであるNYダウ、言ってみれば御本尊を
いつも超えるというのも妙である。

これだけの経済大国なのに、その市場はローカルという事なのだろうか。

 
さて、2日目のNYは正直反動するかなと思っていたのだが、甘かった様だ。

急落の原因は何であれ、2日連続で大きく下げた事で投資家のセンチメントは大きく悪化し
調整期間は長引きそうである。

本来ならこういう急落時に買い増しをしたい所であるが、残念だがもう玉切れである。

信用取引は投資方針として行わないし、また技術的にも出来ない。
そして現在は、用いる場面ではないと思う。

いまさら、先日投資した割切投資3銘柄を正にこのタイミングで買えていれば・・・
とタラレバ後悔しても始まらない。

嵐が通り過ぎるまで、暫くはジッと辛抱しているしかなさそうである。

この2日連続の大幅安により、信用取引で買った玉の投げ売りや現物でも堪えきれず放出される
売りも多いと思われる。

短期的に見れば、投げるのが正解なのかもしれない。

しかし私が実践している様な長期投資では、急落時はじーっと抱えたまま我慢していた方が
結果的に良いケースがほとんどだと考えている。

勿論、元の水準に戻る期間はそれなりに掛かるのは避けられない。

しかし、こういった急落時を乗り越えていかないと長期投資は成り立たないし、それによる
大きな成果も出せない。

目先の動きに惑わされずに、腰を据えて行う必要がある投資手法なのである。

従って今回の急落でも保有株には一切手を付けず、全て抱えたままである。
その先にある大きな果実を夢見て、暫くはまた悶々と過ごす事になりそうである。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00347]

コメント

  • コメント (2)

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    • 薄利多売
    • 2018年 10月 12日

    昨晩のNYは続落しましたが、今日の日本株は反発しましたね。今年の数度の急落を見るに、反発するかどうかは落ちた回数全部でどのくらい下げたかによる気がします。合計1000くらい下げると反発するけど、数百ではしないみたいな。
    NYより日本がオーバーシュートするのは昔からそういうものらしいです。原因はよくわかりません。
    今回手仕舞い値まで下げたシステナを買い直しました。世間では絶好の買い場という向きもあるようですが、個人的には急落前の上昇トレンドは失われたように思います。なので、値下がった銘柄を買うとしてもかなり強い株を掴まない限り、思わぬ苦戦を強いられることになりそうです。

    急落時は私のような短期組も基本は放置です。じたばたすると大抵悪いことになります。私が比較的参考にしている北浜氏の急落時の対処法が参考になるので転載します。
    (1)下げの初動段階では下落を受け入れる。
    (2)株価が下げ止まるのを辛抱強く待つ。
    (3)下げ止まったところから少し反発したところで撤退を考える。
    (4)反発局面から再度下げた場合、それが止まるのを待つ。
    (5)そこから反発の兆しが見えれば新たな投資を考える。

      • 圭壱
      • 2018年 10月 13日

      薄利多売さん、こんにちは。

      日本株は踏ん張りましたねー、ちょっと予想外でした。
      なるほど、日々の下げではなく全体を俯瞰するのですね、確かにそうかもしれませんね。
      またNYより値幅があるということはその分チャンスも大きいという事なので、必ずしも
      悪い面ばかりではありませんが、買い持ちの特に初心者には厳しい環境かもしれませんね。

      システナは、チャート上は確かに買うラインとしては良い感じですね。
      私などには、どうみても騰がる様にしか見えませんが・・・

      (3)は本当に石橋を叩いて渡る感じでしょうか。慎重さが伺える言葉ですね。
      今回の急落は、NYの戻りも中途半端でありこれで終わりでは無い雰囲気を感じています。
      まぁ実際どうなるかは神のみぞ知る、ですね。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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