割切投資

[割切投資] 3965 キャピタル・アセット・プランニング 株価は底無し沼

割切投資PF No.004号として投資中の 3965 キャピタル・アセット・プランニング の株価が
一向に下げ止まる気配が無い。

これまでの株価の推移について。
同社株式の日足チャート、四半期決算における純利益の推移と各IRは、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

新株発行と売出し(合計25万株)の発表と実際の発行を経て、株価が 5,500円程度であった
9月25日に投資した。

新株発行の発表前と発行前にそれぞれ一旦大きく切り返しており、新株発行後も短期間の調整を
経て上昇していくとの読みであったが、大きく外れてしまった。

投資翌日から陰線の連続で3日目には大きく下落し、この時点で早くも5,000円を割り込んだ。
その後もこれまでほとんど反転する事なく、ズブズブと為す術なく下落を続けている。

会社の何が悪いという事もなく、ただマーケットにおける需給状態が悪いだけなのだと思う。

昨日の終値時点で、買値に対する含み損率は既に 30%近くに拡大している。
ここまで来ると、果たしてどこで下げ止まるのか?

同じく、週足チャートを確認してみる。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

これまでの株価の滞留状況から、3本のラインを引いてみた。

 ・青ライン : 3,400円(今期予想PER:30倍、含み損率:▲38%)
 ・緑ライン : 2,800円(今期予想PER:25倍、含み損率:▲49%)
 ・赤ライン : 2,000円(今期予想PER:18倍、含み損率:▲63%)

最も軽傷の青ラインで止まれば良いが、このままズルズル行くと緑ラインまで直ぐである。

2018年9月期・本決算の発表は11月9日大引け後の予定であるが、このままの調子で下落すると
発表日には既に、2,500円程度まで下落している事になる。

そして決算発表を受けても下落が止まらなければ、いよいよ赤ライン、2,000円の攻防となる。

会社発表の今期EPS予想は 112.20円であり、株価 2,000円の予想PERは 18倍。
現実的には、ここまで落ち尽くす可能性もあるのかもしれない。

50%以上の含み損率など、投資としては失敗という事なのであろう。
しかし来期以降の業績には期待しており、投げる事は考えていない。

当面の含み損の拡大は、勿論覚悟の上である。

私が投資した9月25日の当日、ニュースリリースが出されている。 下記はその一部である。


画像出所:決算説明資料 株式会社キャピタル・アセット・プランニング

IDC Financial Insights(米国金融関連コンサルタント会社)がFinTech推進企業上位100社を
選定するランキング「IDC Financial Insights FinTech Rankings Top 100」で、88位となった。

2003年に始まった同ランキングは、金融関連の顧客向けに製品やサービスを提供する企業を評定
する世界ランキングで、金融関連分野の売上高が3分の1以上の企業を対象に、独自の調査・分析
により評価・決定しているという事である。

ランキングサイトはこちら → FinTech Rankings(IDC)

2018年ランキング一覧の一部(筆者による加工あり、赤枠は追加)


画像出所:IDC Financial Insights

2018年版にランクインした日本企業は、当社を含めて僅か4社となっている。

 ・09位 4307  野村総合研究所
 ・20位 6457  グローリー
 ・65位 未上場  シンプレクス
 ・88位 3965  キャピタル・アセット・プランニング

FinTeckに関する技術や製品、サービスで社会に貢献している企業をランキングしたものであろう。
当社は昨年もランクインしており、2年連続となる。

確かな技術で金融業界に貢献している事が認められており、優れた企業の証であろう。
金融機関向けのフロントエンドシステムで確固たる地位を築いており、今後の発展が期待される。

株価は現在底無し沼状態ではあるが、今期を好結果で締めくくり、強い来期予想を発表してそれに
向かって突き進んでほしい。 当社の今後に、期待している。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00350]

コメント

  • コメント (2)

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    • 薄利多売
    • 2018年 10月 21日

    コムチュアの4200円から2600円までの下げ、そしてそこからの戻りを見ているので、明確な理由のない綺麗な下げは待つのがいいですね。私は待った挙句に買い値の2600円で売ってしまって茫然ですが。

    ロスカットラインは人それぞれ難しいです。私もロスカットが出来ず、含み損50%以上のものがあります。
    「TATERU」。。。

      • 圭壱
      • 2018年 10月 21日

      薄利多売さん、こんにちは。

      最近はIPOから日が浅い株は特に、一方通行の銘柄が多い様に感じています。
      例えば 6166 中村超硬 とか・・・
      まぁこの銘柄の場合はこの間、業績も極端に振れたのである程度は連動していますが。

      ロスカット、そしてそのための逆指し値注文はした事が無いですし出来ないですね。
      特に、中期的に保有しようと思っている銘柄の場合は。

      例えばマイナス20%で逆指し値入れたとして25%で大底反転したら往復ビンタ状態。
      それなら含み損で持続した方が良いかな、と。

      戻らなかったら悲惨な結末となりますが。
      株の値動きって本当に難しいですね。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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