システナ

2317 システナ 2019年3月期・2Q決算を発表、36%増益

2317 システナ が本日10月25日の大引け後、2019年3月期の第2四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。

実績 前期比 通期会社予想 進捗率
売上高 272.10億円 +8.2% 560.45億円 +48.55%
営業利益 32.35億円 +49.2% 60.12億円 +53.80%
経常利益 31.31億円 +44.4% 57.14億円 +54.79%
純利益 20.96億円 +36.8% 38.02億円 +55.12%

営業利益は前期比 +49.2%、経常利益も +44.4%、純利益も +36.8%と大幅な増益での着地となった。
進捗率も全て50%を超過しており、期末に向けた伸びに期待が掛かる。

売上高は大人しい増収率で進捗率も若干低いが、下期にここが挽回出来れば更に利益が上積みされる
ので大いに期待して待ちたい。

主なセグメント別の取組みと営業利益の増益状況は、

 ・ソリューションデザイン事業は、1Qに続きネットビジネス、eコマース、車載、IoT、ロボット/AIの
  各分野の拡大に注力し、営業利益は +82.3%に。

 ・フレームワークデザイン事業は、既存顧客を中心とした金融分野と業務自動化ソリューションを
  中心とした新規サービスに分け、双方の顧客ニーズを捉えて受注を拡大。 営業利益は +38.0%に。

 ・ITサービス事業は、人材動員力を強みとしたヘルプデスク、システムオペレーターなどの従来の
  派遣型サービスから、ITサポートやインフラ構築といった請負型業務へのシフトを推進。

  顧客のプロフィット部門への提案営業を通じたこれらの高付加価値案件の受注拡大に加え、英語での
  グローバルサポート業務の新規受注が増加し、営業利益は +32.5%に。

 ・ソリューション営業は、期初計画では前期にあったPC大口リプレース案件の反動により営業利益の
  減少を見込んでいたが、それを上回るモバイルPCのリプレース案件を獲得。

  サーバーソリューションに関しても計画を上回る受注を獲得し、営業利益は +4.6%に。

 ・クラウド事業は、G Suite や Office365 と連携するグループウェア『Cloudstep』が新規顧客の
  ニーズを 捉え、大型案件の受注に成功。営業利益は +108.1%に。

何れのセグメントも好調であり、フレームワークデザイン事業やITサービス事業などは新しいサービスや
業務へのシフトが増益に貢献している。

新サービスで会社が更に活性化する良い流れとなっており、これからの更なる大きな変化に期待したい。

そして10月9日には、RPAテクノロジーズとのパートナー契約の提供を発表している。


画像出所:株式会社システナ ・ RPAテクノロジーズ株式会社

6572 RPAホールディングスの子会社である、RPAテクノロジーズ株式会社と同社の製品「BizRobo!」の
取り扱いに関するパートナー契約を締結した。

「BizRobo!」は、ホワイトカラーの生産性を革新するソフトウェアロボット(Digital Labor)の導入と
運用を支援する、デジタルレイバープラットフォームである。

ロボットとITにより、ホワイトカラーをルーティンワークから解放して社会全体の生産性向上を図り、
未来の働き方を変えて行く事を目指している。

そしてシステナは今回のパートナー契約により、RPAを選定する際のソリューション選択肢を拡げ、
最適なRPAサービスを顧客に選択してもらう事を目指すというものである。

将来大きな市場になると予想されている、RPAのビジネスチャンスを拡げていくための布石の一つに
なると考えており、今後の展開とパートナー効果に期待したい。

さて、明日のマーケットでの反応にも大いに期待が高まるが、視点はその先にある。
下期も引き続き好業績を達成し、通期での飛躍を期待している。

そして来期以降の成長も楽しみであり、これまで同様に長期的なスタンスで投資を続けて行きたい。

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コメント

  • コメント (2)

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    • 薄利多売
    • 2018年 10月 25日

    yahoo掲示板では悔し紛れな書き込みをしましたが、今回から決算跨ぎをしないと決めて、それを破ったベイカレントで大変な目に遭っているのでシステナは強い気持ちで手仕舞いしました。
    短信見ましたが、非の打ちどころのない内容です。欲を言えば通期据え置きが売られるネタになり得ますが、自己資本比率もだいぶ上がっているようだし、下手したらこの地合いでs高かもしれませんね。
    窓で待ち構えきれずに1400円で指してしまいそうです。

      • 圭壱
      • 2018年 10月 25日

      薄利多売さん、今晩は。

      決めたポリシーを守るのは重要ですね。

      今日の下げはいくら何でもやり過ぎでしょう。
      NYも反発している様だし明日はミニ・リターンリバーサルですね。
      決算本当に良いですね。
      ストップ高行く可能性もありそうです。
      悩み所ですねー・・・

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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