6161 エスティック が本日10月26日の大引け後、2019年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 34.24億円 | +46.4% | 60.73億円 | +56.38% |
営業利益 | 10.13億円 | +58.8% | 16.23億円 | +62.41% |
経常利益 | 10.35億円 | +65.2% | 16.59億円 | +62.38% |
純利益 | 6.62億円 | +56.1% | 10.86億円 | +60.95% |
当然の事ながら、10月22日に発表された上方修正後の業績予想の通りで着地した。
各利益の通期予想に対する進捗率は 60%を超過しており、通期での更なる増額が期待出来そうである。
<国内市場>
当社主力販売先である、自動車産業への販売状況は堅調に推移。
品種別販売状況ではハンドナットランナ、ナットランナ、ネジ締付装置の需要が拡大し、前年及び
当初予想を大きく上回る売上高となった。
<米国市場>
貿易摩擦深刻化への不安感からか、受注が見込まれていた大口案件の先送り等もあり売上高は
当初予想を下回る状況で推移した。
<中国市場>
米国との貿易摩擦懸念などにより製造業の生産・設備投資抑制が徐々に拡大している中、自動車産業
の設備投資については、当初予想を上回り堅調に推移。
特にハンドナットランナの販売が拡大し、ナットランナ、ネジ締付装置も前年同期を上回った。
<その他の市場>
韓国市場では自動車産業の一部で停滞していた設備投資が再開され、新規製造ラインの増加等により
ナットランナの販売が大幅に拡大した。
タイ、カナダ、インドなどでナットランナやハンドナットランナの販売が堅調に推移した。
国内は全般的に好調を維持したが、米国は想定以下に留まった。 中国は米国との関係悪化の影響が
出始めている中で想定以上となり、韓国その他各国も堅調な売上を確保している。
これで米国が復調すれば、更に増収増益を確保できるはずである。
やはり最後の鍵は米国、突き詰めればトランプが握っている様である。
今後の両国の関係を睨みながら、当社の成長を見守って行く事になろう。
次に、上方修正後の株価の推移について。
同社株式の本日までの日足チャートと四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
22日の上方修正の発表後、株価は23日はストップ高、24日は +110円、25日も +370円と下落相場の
中で逆行高となり、非常に強い動きを見せてくれた。
本日26日は遂に ▲300円と息切れしたが、それでもストップ高の当日より更に 180円高い所にいる。
大荒れ相場の中でも、マーケットにはそれなりに評価された。
今後も各国で営業活動を推進し、その売上を伸ばして行ってくれると考えている。
引き続き、長期的な視野で投資を続けて行きたいと思う。
<ブログ村ランキングに参加中。ランクアップにご協力下さい(→ありがとうございます)>
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00356]
この記事へのコメントはありません。