投資方針

相場が不明瞭の時は、王道銘柄への投資も考えてみたい

現在の様に今後の相場の展開に暗雲が立ち込め、見通せなくなっている時は投資から一時的に
撤退するのも手であるが、逆に王道銘柄への投資に回帰するのも一つの方法である。

相場が急変すると多くの投資家はより短期的思考に陥り、如何にして市場の歪みからサヤを
抜くかばかりを考えるが、その様な思考の末に変な銘柄を掴んでしまう事もある。

それなら逆に、あれこれ余計な詮索をせずに強い鉄板銘柄に投資し、後は野となれ山となれ
とばかりに放って置くのも一つの方法であろう。

富裕層は利益を生み出す力が強い、価値のある企業を好むと良く言われる。
お金は、よりお金のある所に流れていくものなのである。

さて日本の製造業では最近しばしば不祥事が発生し、日本のモノ作りは地に墜ちたかの様に
言われるが、一方で他を寄せ付けない、孤高の技術を持つ優れた企業もまた数多く存在する。

そこで製造業の中から、私の好みと独断と偏見により高収益企業を20社、抽出してみた。
前期の売上高営業利益率の高い順に並べてある。

コード 銘柄 売/営率 主要製品
01 6861 キーエンス 53.6% FA用センサ等計測制御機器
02 6273 SMC 28.9% FA空圧制御機器
03 6920 レーザーテック 28.6% 半導体マスク欠陥検査装置
04 6954 ファナック 28.5% 工作機械用NC装置
05 6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 26.0% 精密制御減速装置
06 7730 マニー 24.8% 手術用縫合針・眼科ナイフ
07 6806 ヒロセ電機 24.7% 電子用コネクター
08 6146 ディスコ 23.4% 電子部品切断・研削・研磨装置
09 7741 HOYA 21.7% 半導体用部材、眼鏡レンズ
10 7749 メディキット 20.8% 使い捨て医療機器
11 6869 シスメックス 20.7% 検体検査機器・試薬
12 8035 東京エレクトロン 19.5% 半導体製造装置
13 6981 村田製作所 17.7% セラミックコンデンサー
14 6592 マブチモーター 15.1% 小型モーター
15 6929 日本セラミック 14.0% 赤外線センサー
16 6728 アルバック 12.7% FPD製造装置
17 7717 ブイ・テクノロジー 11.9% 液晶・有機EL 製造・検査装置
18 6594 日本電産 11.7% HDD用等精密小型モーター
19 6856 堀場製作所 10.9% 分析・計測機器
20 6960 フクダ電子 10.0% 医療用電子機器

以下、上位の各銘柄とそれぞれの可能な限りの長期チャートを記載する。
1位の 6861 キーエンス は、売上高営業利益率 50%を上回る別格の存在である。

2,000万円に届こうかという社員の年収、「30代で家が、40代で墓が建つ」と言われる
その激務は有名である。

働くのは絶対にご免だが、投資先としては魅力的な、絶対王者的な存在である。


チャート出所:SBI証券

バブル崩壊後の20年も何のその、キーエンス様は何も失っていない。
2000年のITバブル崩壊と2009年のリーマンショックも、ほんの少し調整しただけである。

しかし株価 60,000円以上って一体全体。 勿論、1株単位ではないのだ。
そしてこれでも、2017年1月に1株を2株に分割しているのである。

東証が何と指導しようが庶民投資家など目もくれず、富裕層だけが買える高嶺の花。
孤高の存在。 ご覧のアナタもこの機会に100株、如何であろうか。
幸せになれるかもしれませぬ。

2位の 6273 SMC も凄い。 FA空圧制御機器で世界首位である。
世界を牛耳っているのである。 日本の底力、世界に見せ付けまくりである。


チャート出所:SBI証券

これもまた、とんでもなく力強いチャートである。
どんな頂上で買っても、何れ超えてくるのである。

株価 40,000円超え。 400万円払って投資して見たいものである。
もう何も考えず、粛々と配当を頂いていればいつの間に会社がその力で持ち上げてくれる。

3位の 6920 レーザーテック は、半導体関連の検査装置で着々と成長している。
チャートは2012年頃からの表示だが、上場は1990年とバブル崩壊直後である。


チャート出所:SBI証券

実はこの銘柄、2009年に 1株850円で購入しているのだ。

2分割×2回の実施前だから、現在株価で 210円相当である。
しかし1年後、1,000円ちょっとで売却してしまったのだ。 全く間抜けな判断であった。

4位の 6954 ファナック は工作機械をNC(数値制御)するという、何とも凄い装置で世界首位。
世界の製造業は、ファナック様の手に委ねられていると言っても過言ではない。


チャート出所:SBI証券

もう、どんなバブルの最中に投資しても必ず応えてくれる。
何とも頼もしい、ファナック様なのである。

5位は、6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ である。

減速装置や各種駆動装置で今期受注残が非常に多い。
最近、短期では株価下がっており投資のチャンスなのかもしれない。


チャート出所:SBI証券

1998年の上場以降、長期推移を見ると見事な右肩上がりである。
黙ってオレに付いて来い的な、力強さを感じる。

6位の 7730 マニー は、技術力で以前から注目していた企業である。
宇都宮の工業団地に本社を構えてはいるが、今やベトナムでの現地製造に本腰を入れている。

手術用製品で他社とは一線を画する、高技術企業である。


チャート出所:SBI証券

株価は少し波があるが、それでもゆったり構えて投資すればやがて期待に
応えてくれる可能性が高い。 孤高の技術は、投資家を裏切らないだろう。

7位は 6806 ヒロセ電機 で、コネクター全般を抑えている企業である。
スマホ等の電子機器、車載機器などあらゆる電子機器に付くコネクターで商売している。


チャート出所:SBI証券

株価は2000年ITバブルの高値を抜いてはいないが、何れ超えると思って投資すれば良い目標になる。
今後も、力強く利益を出して来る事を期待して投資したい。

8位の 6146 ディスコ は、半導体電子部品を切ったり研磨したりする専用装置のこれまた世界首位。
電子部品メーカーは直接・間接問わずディスコ様のお世話になっているのである。


チャート出所:SBI証券

株価はこれまた極端な2000年ITバブルのすっ高値を既に抜き、20,000円以上になっている。
買いたい時・買える時に投資すれば、何れ果実が実ってくる可能性が高い。

9位は 7741 HOYA で、眼鏡レンズから半導体用各種部品に大きく展開。


チャート出所:SBI証券

株価は波があるものの、時間の経過と共にまた高波がやって来て高値を更新するサイクルである。
下がってもまた上がると思えれば、長期では安心して投資出来るのではないか。

10位は 7749 メディキット で、人口透析用留置針等の使い捨て医療機器で国内トップの企業である。
医療機器は衛生を保つ事が求められ、使い捨てという用途で継続的な需要が発生する。


チャート出所:SBI証券

株価は2005年の上場後は下落が続いたが、反転後は安定的に上昇が継続している。
今後も高い技術力で、投資家の期待に応えてくれるだろう。

11位以下は、長期チャートのみ記載する。
何れも、高い技術力で収益を上げ続け、株価を上昇させる力を持った企業である。


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券


チャート出所:SBI証券

基本的には全て、株価は右肩上がりの推移となっている。
良い企業を長期で保有すれば、大方報われるものである。

中には 6806 ヒロセ電機 や 6981 村田製作所、6592 マブチモーター の様に2000年の
ITバブルの頂点を未だ超えていない企業もある。

しかしそれは同年の株価が異常だったのであり、それが通常である。
何れも底力のある企業なので、何れ超えてくるのは時間の問題と思われる。

一方、これらの企業の株価は一般的に割高であり、結果的に配当利回りは低く投資はし辛い。

しかし長期間に亘る投資において、比較的市場の影響を受け辛く、最終的には企業の利益を生み出す
力を源泉とした株価の推移により、最終的には報われる可能性も高いと感じている。

目先の投資環境が不明瞭なこの時期、割安な銘柄を探し出すのも又楽しいものではあるが、
ゆったりと構えてこういった王道銘柄に長期で投資して見るのも、また一考である。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00219]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

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