3844 コムチュア が本日10月29日の大引け後、2019年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 84.84億円 | +8.2% | 180.25億円 | +47.06% |
営業利益 | 12.14億円 | +55.1% | 22.00億円 | +55.18% |
経常利益 | 12.20億円 | +52.7% | 22.15億円 | +55.08% |
純利益 | 8.12億円 | +29.8% | 15.60億円 | +52.05% |
各指標とも、10月16日に発表された修正後の業績予想の通りで着地した。
通期予想に対する進捗率は、各利益とも 50%を超過している。
クラウド、ビッグデータ・AIの拡大、ERPの大きな伸長に加え、新しいビジネス領域であるRPAの
増加等で各事業が順調に伸長し、2Qとして8期連続の増収で過去最高、純利益も過去最高となった。
<ソリューションサービス>
主力のクラウドビジネスは、コールセンターやオムニチャネルシステム等の需要が増加、また
ビッグデータ・AIビジネスは、需要予測やソーシャルのクチコミ分析システム等の需要が増加。
ERPビジネスは導入や更新が増加し、新規開始のRPAビジネスは事務作業のプロセス改善の
システム化等が増加。 以上により、売上高は +7.4%、営業利益は +76.8%となった。
<プロダクト販売>
プロダクト販売体制を見直し、営業委託費等の内部取引の削減により売上高は ▲76.2%、営業
利益は ▲99.1%となった。
<ネットワークサービス>
クラウド環境の構築ビジネス、クラウド環境利用後の遠隔監視ビジネス等、成長領域へのシフト
とビジネスの高付加価値化を積極的に推進。 売上高は +11.9%、営業利益は +40.6%となった。
売上高の6割以上を占めるソリューションサービスと3割以上を占めるネットワークサービスが
好調を維持しているため、全体としては大きな増益率を確保している。
あとはプロダクト販売が業務改善により成長して行く事で、全体の成長を加速する事ができる。
下期も引き続き、中期経営計画(~2021年3月期)の達成に向けて邁進し、今期の予想利益を上振れ
して着地してほしい。
さて、会社には引き続き頑張って頂くとして、あとはマーケットである。
同社株式の本日までの日足チャートと四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
チャート中の赤線は、中間決算予想の上方修正後の株価の反応について10月17日に書いた記事
3844 コムチュア 13%上昇もストップ高には至らず(記事 No.00349) と同じ位置で引いている。
株価は上方修正の発表で上昇した分を既に取り崩し、本日完全に下抜けしている。
前回の記事では、週足チャートに更に下値ラインを引き「ここから実際にあり得る底値とすれば、
間を取って 3,500円程度であろうか」と書いた。
あろうことか、その 3,500円がもう目前に迫っている。
今日の日経225の ▲34.80円の下げが、マーケット全体を表しているとはとても思えない。
私のPFも、もう惨憺たる様相を呈している。
明日のマーケットに、コムチュアのこの好調さを改めて評価する力は残っているのだろうか。
我が物顔のHFT(超高頻度取引)が現物市場を席巻するが、その効率性は生きていると思いたい。
明日の取引は期待すると心がやられるので、平常心で待つ事としたい。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00358]
>今日の日経225の ▲34.80円の下げが、マーケット全体を表しているとはとても思えない。
小型株主体の個人投資家は瀕死ですね。私も今日から本格的に気絶、冬眠になりそうです。
せめて決算タイミングでなかったら、というのが一番の気持ちです。決算前に切ろうとする際に損が大きくなるし、決算が良いほど売られ、悪ければ即s安、ため息しか出ません。
暫くはコメントやyahoo掲示板の書き込みしなくなるかもしれませんが生きてます。頑張りましょう。
薄利多売さん、今晩は。
何故この一番大事な時なのか・・・ですね。
夜明け前が一番暗い、などど言いますがそれはいつなのか?
気が付いたら、太陽が顔を覗かせている事を願いたいですね。
それまでしばし冬眠です。