3763 プロシップ が本日10月30日の14:00、2019年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 17.88億円 | +1.3% | 46.00億円 | +38.87% |
営業利益 | 4.64億円 | ▲0.4% | 14.80億円 | +31.35% |
経常利益 | 4.84億円 | +0.2% | 15.10億円 | +32.70% |
純利益 | 3.34億円 | +0.4% | 10.40億円 | +32.12% |
売上高および各利益とも、前期比でほぼ均衡圏での着地となった。
また、各利益の進捗率は 32%程度であった。 それでも1Qは 14%程度だったので、少し加速した。
足元では2019年度のIFRS(国際会計基準)のリース会計制度変更を契機とした、固定資産管理
ソリューションの拡販に努めている。
売上高は、受注高は堅調に推移したものの売上計上時期が3Q以降に本格化するため微増に留まった。
利益は、昨年発生した一部の赤字案件は収束したが、案件数増加に対応するため外注費が増加した。
<パッケージソリューション事業>
固定資産ソリューションは、IFRS対応や既存システムの刷新等から新規ユーザーの獲得および
既存ユーザーへのバージョンアップを推進した。
受注残高は増加したが、売上計上時期が3Q以降に本格化するため営業利益は ▲2.5%となった。
<その他事業>
主に子会社であるプロシップフロンティアで、既存顧客の受託開発や運用管理等を対応した。
この結果、売上高は前期比 +50.5%、営業利益は同 +55.7%となった。
通期予想に対する進捗率は低いものの、主力の固定資産ソリューションで売上自体は増加しており
3Q以降で計上予定との事なので今期中に計上し、最低でも通期での予想達成は成し遂げてほしい。
次に、決算発表を受けた株価の動きを確認してみる。
同社株式の日足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
本日は日経225がようやく前日比 +307円と反発し、当社株式もこの決算ではあったが +84円と上昇。
但し、昨日の下げ分の半分程度しか戻っていない。
ようやく下げ止まったと言っていいのかわからないが、ここで踏ん張ってほしいものである。
また、週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移では、下記の通りでとなる。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
週足では2017年の夏頃からの、大きなボックス相場の中心位の位置となる。
もうかれこれ1年以上もボックス相場となっており、そろそろ上へ脱出してほしいものである。
今期後半も固定資産管理ソリューションの販売に力を注いでもらい、少しでも増益率を高めてほしい。
同ソリューションでは強みを持っており、まだまだ今後成長可能であると考えている。
今後も増収増益とそれに伴う増配を継続し、株主に報いる経営を継続してほしい。
引き続き、下げ相場にもめげずに長期投資で粛々と保有を続けて行く考えである。
<ブログ村ランキングに参加中。ランクアップにご協力下さい(→ありがとうございます)>
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00359]
この記事へのコメントはありません。