山田コンサルティンググループ

4792 山田コンサルティングG 19年3月期・2Q決算は63%減益、背水の陣

4792 山田コンサルティンググループ が本日11月6日の大引け後、2019年3月期の第2四半期決算を
発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。

実績 前期比 通期会社予想 進捗率
売上高 58.20億円 ▲2.5% 150.00億円 +38.80%
営業利益 4.52億円 ▲63.9% 32.50億円 +13.91%
経常利益 5.10億円 ▲59.6% 32.50億円 +15.69%
純利益 2.92億円 ▲63.1% 21.20億円 +13.64%

1Qに続き、各利益は前年同期間比で ▲60%前後と大きな減益となった。
通期予想に対する進捗率も各利益ともに 10%台と、1Qの1桁台に続いての低迷となった。

今回も通期予想は据え置いた。 本当に大丈夫なのであろうか。

セグメント別には、下記の通りとなった。

売上高 前期比 営業利益 前期比 進捗率
経営コンサルティング 46.73億円 ▲10.8% 1.51億円 ▲86.6% +5.5%
不動産コンサルティング 3.29億円 +1.1% 0.32億円 ▲27.1% +16.4%
FP関連事業 3.95億円 ▲4.6% 0.35億円 ▲48.7% +37.0%
投資・ファンド事業 4.40億円 +58倍 2.33億円 +37倍 +116.6%

経営コンサルティング事業

 ・経営コンサルティング型M&Aは、案件規模の大きい中堅企業からの受注が増加し順調に
  積み上がっている。

 ・大きな柱となるマッチング型M&Aは、売上実現が当初計画に対して大幅に遅れている。
  受注件数は増加しているが競合他社が急増し、受注単価が下落傾向にある。

 ・事業承継コンサルティングは、案件の引合い・受注件数、受注金額とも順調に推移。
  事業承継型M&Aの受注も徐々に積み上がっているが2Qでの売上実現はなかった。

 ・海外事業コンサルティングの売上は低調だが、ベトナム・インドネシアに拠点を開設し
  引合い・受注は増加している。

不動産コンサルティング事業

 ・進捗率は低水準にとどまっているが、受注の状況からみて徐々に 回復軌道にのるとみている。

教育研修・FP関連事業

 ・売上規模で25%を占める確定拠出年金導入企業に対するDC関連研修について、大型案件がなく
  研修の実施回数が前年同期に比べ、大幅に減少した。

 ・FP資格取得講座、特に上級資格取得講座やFP関連実務研修の受注は順調だったが、人件費
  増加の影響もあり減収減益となった。

 
また、経営コンサルティング事業の通期予想に対する会社の説明は、下記の通りである。

 ・経営コンサルティングは、働き方改革を受けて組織人事コンサルティングの引合いが力強く、
  事業再生コンサルティングニーズが増加しており、引き続き順調に推移すると見込む。

 ・M&Aアドバイザリー業務は、上場企業案件の実績が積み上がってきたこと、海外拠点を設け
  本格展開を開始したことが認知されつつあり、案件の引合いは増えている。

 ・事業承継コンサルティングは、昨今の事業承継ニーズの高まりを受け、取り組みを強化する
  金融機関が増えていることで案件の引合いは増加している。

M&A等資本に関するコンサルティングの業績積み上げが遅れているが、経営コンサルティングは
引き続き順調であり、海外事業 コンサルティングの引合いも増加傾向にあり、通期は計画通りの
業績を確保できるとしている。

不動産コンサルティング事業・教育研修・FP関連事業についても同様に、通期は計画通りの
業績を確保できるとしている。

今回は加速してほしかったが、その願いは実現しなかった。
メインの経営コンサルティング事業全体が復活しない事には、全体の業績も上がらない。

前回1Qで大きく出遅れたので2Qは期待していたのであるが、又もやエンジンは始動しなかった。
折り返し地点での利益の進捗率が 14%程度というのは、相当に厳しい状況である。

経営コンサルティング自体は順調な推移なので、あとはM&A関連と事業承継の両コンサルティング
に全てが掛かっていると言っても良い。

しかしM&A関連で競合他社が急増し、受注単価が下落傾向にあるというのは懸念事項である。
 

次に、これまでの株価の動きである。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は、前回1Q決算が純利益ベースで 56%の減益となった事で週明け8月6日はストップ安に。
その後は、その水準を挟んで上下での動きとなっていた。

そして本日11月6日の終値は、2,466円。 何と、8月6日のストップ安一本値と同じ株価である。
果たしてこの事実は、何を暗示しているのだろうか。

普通に考えれば、明日もまたストップ安だと思うが、どうなるだろうか。

株価はともかく会社には、今期後半は本当に背水の陣で臨んでもらい、結果を出してほしい。
次回の3Qで結果を出さないと、本当に困った事になりそうである。

もしもこのままの進捗ペースで純利益の通期着地が 6億円程度であったら、前期の3分の1である。
EPSが 30円程度となったら・・・想像したくない結末だ。

過去の当社の業績見通しは一定の信頼があるが、中間時点のこの進捗率で通期予想を変更せず
今後どこかでやっぱり下方修正ともなれば、その信頼が一気に崩れる事になる。

会社はあらゆる引き合いを成約につなげる位の意気込みで、この難局を乗り切ってほしい。

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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00368]

コメント

  • コメント (2)

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    • 薄利多売
    • 2018年 11月 08日

    中間選挙越えたのと、本日一番の懸念だったウィルグループが無事決算後上げだったので塩漬けが減って冬眠から覚めました。

    ベイカレントが中間30%の決算を持ち越して酷い目に遭ったので、中間15%で下方無しというのに戦慄しました。この記事を見て恐る恐る今日の終値を見たら、凄い下げですが前回決算のs安よりはマシなのでしょうか。ある程度織り込まれていたのか。。。
    少し前からコンサルが微妙という感じでしたが、会社間で仕事の取り合いになっているのでしょうか。だとするとある程度淘汰されるような動きが出るのか。
    先述したウィルグループの人材系も、去年はどの会社も上げ上げでしたが半年の低迷を経て「攻め」とか「変化」とか少し先を見た会社が評価されるようになっている気がします。個人的には難しくなりすぎてついていけず、今まで以上に短期スイングを心がけるつもりです。

      • 圭壱
      • 2018年 11月 08日

      薄利多売さん、お帰りなさいませ。

      山田もベイカレントも厳しい状況ですね。
      山田は下落後も買値より2倍弱なので引き続き放置ですが、今後どうなりますかねー

      ベイカレントも目覚ましい上昇後、半値近くになっており今後の動きが難しいですね。
      今回PF銘柄で決算がコケたものが多く、悩ましい状態です。

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プロフィール

 Author : 圭壱

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0% )

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%)

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%)

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%)

 ・2017年   4,739 万円 ( +76% ・ +203%)

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