ジャパンマテリアル

6055 ジャパンマテリアル 19年3月期・2Q決算を発表、62%増益

6055 ジャパンマテリアル が本日11月8日の大引け後、2019年3月期の第2四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。

実績 前期比 通期会社予想 進捗率
売上高 171.66億円 +43.7% 350.00億円 +49.05%
営業利益 42.72億円 +62.3% 77.00億円 +55.48%
経常利益 42.87億円 +61.3% 77.00億円 +55.68%
純利益 29.49億円 +62.6% 52.00億円 +56.71%

1Qに引き続き、大幅な増収増益を達成した。

純利益で前期比 +62%となり、9月20日に発表された上方修正後の通期予想に対する
進捗率も 56%と、標準的な進捗率を超えて着地した。

再度の上方修正も可能な進捗振りで、株主として頼もしく感じる。

<2Qの活動結果>

 ・エレクトロニクス関連事業
   イニシャル部門は、工場増産に向けた設備投資が引き続き実施され、好調に推移。
   オペレーション部門は、工場活動が拡大し、ガス販売・装置メンテが順調に推移。

 ・グラフィックスソリューション事業
   デジタルサイネージ向け販売を中心に、順調に推移。

 ・太陽光発電事業
   三重県内で3か所の太陽光発電所(出力合計3.9メガワット)が稼働中。

記載されている内容は、基本的に1Qの時と変わらない。

主力の半導体・液晶工場向け設備・保守共に好調であり、特殊ガスも良く売れている。
非常に良い状態を維持していると言える。

グラフィックスソリューション事業も、現在の売上規模は小さいものの将来的な成長に向けて
一歩ずつ進んでいる。

今後も顧客である半導体・液晶工場の増産に向けた旺盛な設備投資や稼働率の高止まりを背景に、
イニシャル部門・オペレーション部門共に最高益を上積みしてほしい。
  
10月12日には、北上事務所の開設が発表されている。

所在地は岩手県北上市となり、もちろん東芝メモリの100%出資子会社である、東芝メモリ岩手の
新工場建設に伴う拠点開設となる。

こちらは2018年2月から既に造成工事に着手しており、2018年中には新製造棟の建設を開始する
予定となっている。

新しいフロー収入とその後のストック収入源の立ち上がりであり、早ければ2020年3月期の後半
には売上が上がってくるかもしれない。

今後の展開に、大いに期待したい。

次に、これまでの株価の動きである。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は1Q決算発表と続く通期予想の上方修正で一時的に上昇したが、その後は元に戻っている。
今回の2Q決算の好調さを受けて、そのトレンドに変化は現れるだろうか。

例え直ぐには株価が上昇しなくとも、好業績を続けていればいつかはマーケットが反応する。
その時が到来するのを楽しみに、今後も長期で投資を続けて行きたい。

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 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

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保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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