6556 ウェルビー が本日11月13日の大引け後、2019年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 28.53億円 | +37.7% | 55.65億円 | +51.34% |
営業利益 | 8.10億円 | +52.7% | 12.95億円 | +62.55% |
経常利益 | 8.10億円 | +53.2% | 12.91億円 | +62.74% |
純利益 | 5.17億円 | +55.4% | 8.34億円 | +61.99% |
売上高は通期予想に対してキッチリと 51%の進捗率を達成。 そして各利益は更に上積みされ
何れも前期比で +50%以上の増益となり、進捗率も 60%以上での着地となった。
いよいよ、通期予想の上方修正が現実味を帯びてきた。
2Qの活動として、就労移行支援事業は、新サービス「就労定着支援事業所」を順次開所した。
そして同事業所「ウェルビー」は、新規拠点の設立継続と既存拠点の稼働率向上に努めた。
また療育事業は、未就学児童を対象とした「ハビー」の新規開設を継続すると共に、
既存拠点の稼働率向上と有資格者や経験者の増員に努め、サービス品質の向上を図った。
2Qまでの累計期間中の新規開設と合計拠点数は、下記の通りとなった。
就労移行支援事業所(ウェルビー):5センター開設 計63拠点
就労定着支援事業所 :4センター開設 計4拠点
ウェルビーチャレンジ : 計1拠点
相談支援事業所 : 計2拠点
ジョブセンター : 計2拠点
児童発達支援事業所(ハビー) :5教室開設 計21拠点
ハビープラス : 計3拠点
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合計 :14拠点 計96拠点
決算説明資料より(※赤字は筆者による追記)
画像出所:ウェルビー株式会社 2019年3月期 第2四半期決算説明資料
決算概要欄には、「事務所の移転に伴い減損損失(特別損失)が発生」とある。
一瞬「えっ!」と思ったが、金額は 100万円程度であった。 影響少で良かった・・・
また業績予想については、増収を見込む一方で出店コストにより利益は据え置きとなっている。
通期予想の上方修正は難しいのであろうか。 いや、それでも期待して待つとしよう。
一方で売上原価率や販管費率は前期より低下し、利益率はより効率化されている。
(売上原価率:59.2% → 57.3%、販管費率:15.2% → 14.3%)
画像出所:ウェルビー株式会社 2019年3月期 第2四半期決算説明資料
そして新規出店は、1Qの説明資料にあった就労定着支援事業所について、計画通り10月に
全面的に開所して一気に 39センター開所の記載があり、有言実行された。
つまり10月時点では、合計拠点数は 135拠点になったことになる。
拠点の増加による、今後の売上増に期待したい。
更に1月以降、期初計画を上回る追加出店を計画中とあり楽しみである。
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の日足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
画像出所:YAHOO! JAPAN
株価は、1Q決算の純利益が前期比 +36%という好決算を受けて上昇したが直ぐに下落。
しかし雇用者水増し問題の報道で一気に上昇し、2,300円を一時超えた。
その後はダラダラと下落し、本日の終値は1Q決算発表前とほぼ同じ水準である。
再びスタートラインに戻ったが、今度は冴えない相場を押しのけて再び上昇トレンドに
転換することが出来るだろうか。
今期も期待通りの業績を上げており、長期的には株価上昇の余地が大いにあると見ている。
引き続き長期的なスパンで投資を継続し、企業価値の増大に向け株主として支援して行きたい。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00376]
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