割切投資

[割切投資] 6545 インターネットインフィニティー 2Qも赤字と下方でストップ安

6545 インターネットインフィニティー が昨日11月13日の大引け後、2019年3月期の
第2四半期決算と通期業績予想の下方修正を発表した。

本日の株価は、昨日この発表を見た時点で既に分かりきってはいたが、ストップ安の1本値となった。


チャート出所:YAHOO! JAPAN

出来高は僅か 13,600株なので、明日も相当売られるのであろう。

指標毎の着地と通期予想の修正状況は、下表の通りとなった。

実績 前回予想 今回予想 前期比 増減額 増減率
売上高 16.39億円 37.51億円 33.60億円 +2.2% ▲3.90億円 ▲10.4%
営業利益 ▲0.25億円 2.86億円 0.90億円 ▲62.5% ▲1.96億円 ▲68.4%
経常利益 ▲0.25億円 2.90億円 0.93億円 ▲66.3% ▲1.96億円 ▲67.7%
純利益 ▲0.23億円 1.90億円 0.61億円 ▲66.8% ▲1.28億円 ▲67.7%

各利益は、全て赤字に転落。 通期予想も大きく減り、減益率も前期比で 60%超となった。

2Qの活動概要

 ・「レコードブック」の店舗拡大と「ケアマネジメント・オンライン」の拡大に注力。

 ・アクティブシニア向けフィットネス事業「SMART TIMES」は、事業化に向けたテスト
  と投資を実施、2店舗目の直営店を旗の台にオープン。

 ・教育研修の品質向上を目的とした、研修センターを設立。

 ・これらの先行投資により、人件費を中心に前期と比較して費用が増加。

下方修正の理由(主となるレコードブック事業)

 ・7大都市中心の営業体制だったが、地方での引き合いが想定以上に増加し営業効率が
  悪化。 説明会から申込、契約までの期間が長期化し契約件数が当初計画を下回った。

 ・介護保険法改正による地域密着型サービスへの移行後、自治体によっては開業時期が
  限定され、開業までのリードタイムが伸びて店舗開設に遅延が発生した。

 ・当期はレコードブックを主に 60店舗以上を出店する計画だったが、上記理由により
  現時点では 48 店舗前後となる見通し。

 ・介護報酬改定による単価の減少をカバーするため、新規加算取得を見込んでいたが
  当初計画していた加算の取得は、現在のオペレーション上は困難であることが判明。

想定以下になりそうな出店状況と、単価の減少を補えない結果により通期予想を大きく
下方修正することになった。

いつも思うのだが、当社は東証マザーズに新規上場してまだ1年少々の、年間利益が僅か
数億円の企業である。

決算が赤字になったり大幅減益に予想を変更したといっても、その金額は1億円とか2億円
程度での話しである。

成功した個人投資家なら一人で保有している程度の、金額なのである。

上場したといってもこれから成長する過程の企業の、利益の幅が金額で1億円程度上下に
振れただけなのである。

予定より減りそうだと言っても、レコードブックは半期で19店舗も増えている。


画像出所:2019年3月期 第2四半期決算補足説明資料 株式会社インターネットインフィニティー

着々と先行投資は続けており、報酬改定に対応する様に改善してこれらの店舗が利益を
出す様になれば、年間利益も 3億円、5億円程度は直ぐに出せる様になるのではないか。

そして、本日までの日足チャートと四半期決算における純利益の推移は下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は下げ止まる兆しが無いばかりか、ここから加速しそうですらある。
現時点で既に、買値の6割を切っている。 明日も売られるので、半額もすぐである。

今回はある程度の中期投資で、キャピタルゲインを狙い投資している。
図らずともこれで、否が応にも本格的な長期投資になりそうである。

今さら投げるつもりも毛頭ないので、先行投資の効果が出て利益が出てくるまで
保有を続けるしか選択がなさそうである。

非常に時間が掛かりそうであるが、まぁ仕方がないのであろう。
その代わり、四半期毎に利益が増えてくれば株価の戻りも一気に来る様に思う。

ここからは時間軸を伸ばし、長期的な視点での成長とそれに伴う株価の戻りと上離れを
目指して、投資を続けて行く事としたい。

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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00377]

コメント

  • コメント (2)

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    • 薄利多売
    • 2018年 11月 14日

    9/28にコメントして上げ予想しましたが、まさかこのような未来が来るとは思いませんでした。テクニカルは10月暴落で意味がなかったとはいえ、ファンダメンタルというか決算は神のみぞ知るという感じですね。
    今回決算で持ち越したり持ち越さなかったりして、結果的には持ち越さない方がよいという結論に達しました。長期投資だと必ず決算持越しすることになるので、長期投資家の方のメンタルには感服します。

      • 圭壱
      • 2018年 11月 15日

      薄利多売さん、今晩は。

      持続としていますが、その判断が正しいかどうかは正直わかりません。
      業績復活してやがて騰がるにしろ、時間がかかるのは明白ですしね。

      今さらもう損切り出来ない、する気も無い、というのが半分正直な所です。
      寝たきりを防ぐ取組みは世の中に必要なのは間違いないので、気長に待ちます。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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