投資方針

握力強化のため、株価の未来を想像する

現在の様に相場が不透明で大きく下振れ懸念がある場合、長期投資ではどの様な態度で臨むと
目先の株価に踊らされず、投資を継続出来るのであろうか。

外部環境の大きな変化により相場が大きく下振れすると投資家は不安になり、長期的な企業の
成長を享受するために投資した株式を、思わず売ってしまったりする。

長期で投資予定の株式を短期的な相場の変動により一旦売り、下げた後に改めて買い直すという
事を始めると、それ自体が短期投資となってしまう。

すると売るまでは良かったが想定していた株価まで落ちずに上手く買い直せなかったり、中には
その間に良い材料が出て株価が急騰したりするケースも出てくる。

自分が良いと思う企業を全体相場の状況を見て後で買い直すつもりで一旦手放し、予定通りには
買い直せなかった場合には、大きな悔いが残る事になる。

特に、自分が発掘した有望銘柄の中でも「これは大きく成長する」と確信している企業の場合は
尚更である。

この様な選りすぐり有望企業への投資では、既に投資中なのであればそのまま継続して足下の
相場変動により生じる含み益の減少や含み損への転落・拡大は、敢えてそのまま受け入れた方が
良いと考えている。

その理由をまとめると、下記の様になる。

・目先の短期的な相場変動により、結果的に機会損失となる可能性がある。
・何よりも長期的な時間軸の視点で俯瞰することが求められ、短期的な結果は重要ではない。
・目先の売買による実現損益 << 長期投資によるインカム+キャピタルゲイン となる。

非常に優れる(と自分が判断した)企業への投資は、投資のタイミングを計ることも大切では
あるが、何よりも一旦投資したら少々の事ではぶれずに初心貫徹、継続する事が重要となる。

それでは相場の波に左右されず、ぶれずに継続して保有を続けるにはどうすれば良いのだろうか。

投資先企業の業績が自分の想定通りに成長し、この先もそれが継続するという思いが持てるか
どうかも必要であるが、分かり易いのは他人(マーケット)による評価であろう。

具体的には、株価である。
株価(第3者による評価)は、投資中の最大のモチベーションとなり得る。

この先も投資先企業が第3者により評価され、株価が上昇していくだろうという確信が持てれば
目先の少々の株価の変動にも左右されずに、強い気持ちで投資を継続する事が出来る。

私のPFの銘柄で一例を示すと、3844 コムチュア である。

下記のチャートは、同社のこれまでの株価推移に私が想定している未来の株価の推移を合成した
ものである。 未来のチャートは、適当な別の銘柄のチャートを借用している。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

勿論未来のチャートはイメージであり、寸分相違せずにこの通り推移すると言いたい訳ではない。

同社株式に投資したのは2015年11月である。

3844 コムチュアへの株式投資(記事 No.00011)に記載した通り、当時約2年の期間株価が
2,000円程度(分割前当時)で推移していたのを見て、業績が年々向上しているのに株価だけが
動いていない状態は早晩解消されると確信し、大きなチャンスと思い投資した。

投資後、想定通り株価は上昇を開始。
後半はその勢いに弾みが付き、投資後約2年2ヶ月で5倍高を達成している。

そしてチャートの右半分は、現在私が想定している今後の株価推移のイメージである。
このイメージ通りに推移すれば今後2年間で更に5倍高となり、投資後4年でテンバガーの達成となる。

勿論実際にはこんなに上手く行く訳が無いし、今でも予想PERは50倍近くEPSは変わらないとすると
これでは100倍近くになってしまうという事は当然ある。

如何に同社が成長中であるとはいえ、EPSが2期で2倍になることは現実的には厳しいので実現には
PERの上昇は不可欠ではある。

保有者バイアス、希望的観測を多分に盛り込んでいることは十分に自覚はしているが、それでも私は
結構楽観的に考えている。 つまり紆余曲折はあれ、その可能性は十分にあると思っている。

楽観的(思い込み、勘違いとも言う)ではあるが、長期投資にはこういったある種の鈍感さや
思い込みは必要であると思う。

結果的にその通りにならなくとも、こんな風に楽観的に考えられれば少々株価が乱高下しようが
落ち着いて行動できる。

なに、株価が下がったからといって投資先企業は減配する訳ではない。
これまで着々と増配してくれている。 それならば日増しに増える配当を頂きながら、株価の
長期的な成長を見守ろう、という様に考えることが出来る。

長期投資家は、キラリと光る珠玉の投資先を見出したらタイミングを計るのはほどほどにして
早期に投資を開始し、一旦始めたら視界不良の悪天候の中でも目的を失わずに継続するべきである。

強い握力で、何があっても手放さない事が重要である。

成長株への長期投資の目的は、投資先企業の永年に亘る成長を大きな網で丸ごと射止め、大きな
ゲインを獲得する事である。

そのためには、日頃の株価の上下を必要以上に気にしない事が一番である。

成長株への長期投資、それは資本主義の仕組みに沿った基本的な経済的活動であると同時に、
個人投資家の大きな夢でもあるのだ。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00220]

コメント

    • 薄利多売
    • 2018年 3月 30日

    分割後の2000円で200株買い、2400くらいで手放して後悔して、2600円で300株(クオカード要件)買い直して今に至ります。
    年4回配当を考えるとNISAに入れるべきだったと思いますが、安値で掴んでいるという安心感を捨ててまでNISAで買い直す気にはなれませんね。
    年明けからの荒れ相場による手持ちの他の損を、コムチュア1社でゼロにしてくれています。コムチュアには足を向けて寝られません。

      • 圭壱
      • 2018年 3月 30日

      薄利多売さん、こんにちは。

      買ってから含み益が増えて来ると安心しますよね。
      落ち着かなくなって利益確定してしまう投資家も多い様ですが、私も逆です。

      PFの中で核となる含み益銘柄には本当に助かりますよね。
      以前も旧ブログで記事にしましたが、他銘柄が全敗の中含み益を確保してくれる
      銘柄には本当に感謝です。

      コムチュアはこれからも、お互い保有し続けて行きましょう。

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

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