投資方針

底なし相場でも、モチベーションを維持できる投資家でありたい

年の瀬のここに来て、相場が底なしの状態に陥っている。

下図は、日経平均株価の日足チャートである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

12月21日、遂に3月26日に付けた安値である 20,347円を割り込み、年初来安値に沈んだ。
20,000円割れの瀬戸際で、残り4日の取引を待つという状況である。

2018年の自己PFの評価総額が、年初来で大幅なマイナスとなるのはもはや決定的である。

今年は、ロングポジションのみで年初来プラスを維持されている投資家の方は、非常に少ない
のではないだろうか。

ロングのみでプラスの方は、

 ・極端な集中投資
 ・短期投資
 ・2月、10月、12月の急落前にポジション解消

といった取引により、成功した方であると思われる。

勿論、各急落前にドデン売り(ロング解消+新規ショート建て)が出来た方は最高の成績となり、
満面の笑みであろう。

当然、私にその様な神業な芸当が出来る訳もなく、ただただ毎日、評価総額が延々減り続けるのを
呆然と眺めているだけである。

 
現在の相場は、もはやテクニカル分析で底を見極められる様な状態ではない様に感じている。

そもそも2018年のこれまでの動きからして、強弱が極端であり先の読めない相場が続いている。

 ・大発会からの連騰で1月23日までは大きく上昇。
 ・そこから奈落の底に一気に落ち、20,000円割れ寸前に。
 ・春先から夏までは23,000円に4回トライでボックス相場。
 ・9月に突如リスクオン、約27年ぶりの水準まで上昇。
 ・そこから一気にリスクオフ、21,000円割れ。

マーケット全体が、何かの材料と共に瞬時に極端なリスクオンまたはオフに振れ、何れの場合も
行き過ぎるのである。

今の状態も、まさしくそうであろう。
兎に角、一旦スイッチが入ったら止まらないのである。

 
さて、この様な相場に陥った時に、私の様な長期投資家はどの様に行動すべきであろうか。
答えとしては、何もしない(資金がある場合は買い増し)のが正解であると思う。

下手に目先の相場を予想して動こうとして、益々不幸な結果に終わる可能性もある。

但し、それには前提条件がある。

 ・借金して投資をしていないこと。
 ・近々使う予定のある資金で投資をしていないこと。
 ・極端な集中投資をしていないこと。
 
何れも、長期投資においては御法度であると考えている。

これらを破って投資を実行している場合は、先ずは客観的に相場を見る事ができる様に
傷の浅い内にポジションを解消して、自らがニュートラルな立場に戻ることが先決であろう。

私の場合は全て信用取引はせず現物投資であり、資金は老後資金であり当面使う予定はない。
投資銘柄も、必要以上に分散している。

いわゆる ”テコの原理” は全く効かせていないため、資産の急増も無い代わりに、こういう
相場でも慌てる必要はない。

株価が下がったからといって配当を減らす企業は無いし、業績が悪くなる訳でもない。
勿論、株価の下げそのものが実態経済に悪影響を与えるレベルになれば、話しは別である。

今の様な相場で下手な行動を取ることは、逆に足下を救われるハメになりかねない。

現時点で動揺している投資家は、自身の精神的な器に対してポジションを持ち過ぎているか、
ポジションの中身が自身の投資方針と乖離している可能性がある。


こういう状態になってはいけない

リーマンショックでさえも、その後の4年間さえ我慢できれば相場は復活したのだ。

長期投資家にとって、現在の相場は安値で仕込める大きなチャンスであり、逆に楽しみに
する位の心の持ち方が必要であろう。

基本的にフルインベストメントの私にとって、当面はタネ銭が無いのが辛い所である。
(ブログの継続/バックアップ環境のため、2台目のCore i7機を奢ってしまったばかりだ)

しかしこのまま貯めれば、来年6月末には150万円、年末には200万円以上にはなる予定である。

一刻も早い相場の回復を祈りつつ、その一方では2019年7月や2020年1月には思い切り下げて
ほしいと思っている自分が、いるのである。

長期投資家は意外とその様な、一見矛盾する願望を持っている方が多いのではないだろうか。

相場が騰げようが下げようが、これからも粛々と投資を継続していくだけである。

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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00392]

コメント

  • コメント (8)

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    • 薄利多売
    • 2018年 12月 24日

    短時間の値動きの極端化には高速取引の影響が大きいと思いますが、今年のような大きなうねりのようなものは、情報の高速化が原因ではないかと思います。個人的には人類のニュータイプ化のようなものかと。
    ネット、特にスマホによる情報伝達が進み過ぎて、人間のあらゆるコミュニケーションが短期間に変化しています。株でもFXでも情報が多いほど上手くいかないと言いますが、個人はもちろん金融市場全体に大量高速な情報が蔓延しすぎてしまったため、混沌とした現状があるのではと。
    そんな抽象的な考察をしたところでどうなるものでもありません。どうすべきか考えて、どう動いてもいいような行動をとるしかないですね。
    現状は私も「何もしない」に同感です。

      • 圭壱
      • 2018年 12月 24日

      薄利多売さん、こんにちは。

      SNSを筆頭とするネット情報の伝播の早さ、拡散のスピードは凄まじいものがありますね。

      加えて相場にしろ何にしろ情報過多で、その中から正しいものを拾い上げる力量が求められている気がします。
      ある結果に至る原因が何か分かり難く、よってどう対応すれば良いのかも分からない。

      私を含む個人投資家は、絶え間なく押し寄せる情報に大なり小なり右往左往する状態ですね。
      そういった時代に見合う、冷静な対応がこれからも求められそうです。
      これからも「混沌」の中で「やり過ぎ」は度々出てくるでしょうね。

    • やまゆ
    • 2018年 12月 24日

    圭壱様、こんにちは。コムチュアの記事で今の相場の状況に関し、思うところを書かせていただいたところ、返信いただきました。ありがとうございます。更に今回の記事も拝読し、勇気づけられた思いです。当方来年明けから投資する予定の弾薬は若干残っていますが、今後益々下落が強まると見ていますので、慌てて買って
    いくとすぐ資金は底をつくでしょう。半年から1年は気絶しているくらいでちょうどいいのかも知れません。リーマン時の教訓として、ひとついえることは、テレビに出るようなアナリストの予測は全くあてにならないということです。当時彼らが、ここらが底であるとか、更なる下落は考えられないと言った予測は見事に外れていきました。リーマンショックなる名称も後付けです、今回もソフトバンクショックなどということにならないことを祈るばかりです。ともあれ、今後苦しい局面でも、圭壱様と認識を共有していることを励みに投資を継続していきたいとおもいます。

      • 圭壱
      • 2018年 12月 25日

      やまゆさん、こんばんは。

      いやー、今日も酷い下げでした。
      こうなると、もう理屈ではないですね。
      下げるから売る、売るから下げる。ただそれだけですね。

      本当に、数ヶ月は相場を見ずに気絶していた方が良さそうです。
      まぁ、実際には見てしまいますが(笑)
      今年の初め、1月に上昇していた時には業界人の予想もブルの極みで日経 40,000円が
      普通に語られていましたからね。今では見る陰もないでしょう。

      とは言え、永遠に下げ続ける相場もまた無いのでどこかで反転します。
      問題はそれがいつで、どの水準かということだけですね。
      何れにしろ、暫くは思考停止で我慢が続きそうです。

      • 薄利多売
      • 2018年 12月 25日

      やまゆさん初めまして。リーマンを乗り越えた方の意見興味深く拝見しました。
      今日辺りからアナリストが底だとか反転するとか言い始めています。逆にリーマン経験者の個人ブロガーの方などは、今のような下げがしばらく続いた後、更にドカンと下げたのがリーマンショックだと書かれたりしています。
      個人的には含み損の挽回という欲望があり、少しでも反発したら打診ナンピンを狙う気がムクムクとしていますが、それが罠なのかもしれませんね。塩漬けになった資金は1年は放置できるものなので、「株の儲けは我慢料」を唱えながら年単位で気絶しようと思います。

        • やまゆ
        • 2018年 12月 27日

        薄利多売様、こちらこそはじめまして。ニューヨーク上げてますね、ひとまずほっとしてます。と、同時にこの乱高下で遊んでるのは誰なんだといいたい。そのうちこれが遊びではなく、実態経済の落ち込みにつながらないことを願います。恐らく今日の日経ではニュースになるほど大きく上げるでしょう。そして、株などと縁のない私の職場の人などは、やはり株は博打だね、などといって益々手を出さない。そうじゃないんだといいたい。このような乱高下の時に私たちのように何もしないのは、もったいないとか、もしかしたらばかに見えるかも知れません。しかし、わからないものはわからないと割りきって、自分のペースで投資を継続する。その方が長期的に正解だと確信しています。ともあれ、自分はどちらにしろNISA枠ができる年明け、その後しばらくまで気絶です。薄めをあけてますが(笑)。では、またいずれ。

          • 圭壱
          • 2018年 12月 27日

          やまゆさん
          薄利多売さん

          おはようございます。
          NYは一旦強烈に戻しましたね。
          これはこの後にどう続くのか、単なる一時的な戻りなのか?
          本日は騰がるでしょうけれど、せめて大納会も大きく上昇して締めくくってほしいものです。
          何れにしろ、2019年は簡単には行かない年になりそうですね。

    • やまゆ
    • 2018年 12月 25日

    確かにひどい下げですね。
    今はじっと我慢です。
    またいずれ、お邪魔します。

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プロフィール

 Author : 圭壱

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

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