2018年の、年間ポートフォリオ状況について記載する。
年間の長期投資PFの評価総額の推移は、下図の通りとなった。
金額は、各月末最終日の数値である。
1月は大きく上昇し、2月もグラフにはないが2日に 5,466万円まで一気に増えたものの
そこから相場が崩れ、同28日には 5,184万円まで減り元の木阿弥に。
4月から7月までは少しずつ増え、8月に調整後、9月には大幅増加で 5,622万円に到達。
10月1日には、年間最高額となる 5,645万円を記録。
しかし、相場の女神が味方してくれたのはここまでであった。
以降は一転して滑り台を転げ落ち、11月は一旦収まったものの12月に再び下げが加速。
クリスマスには 3,744万円まで一気に下げ、何とかバウンドして4,064万円で着地。
正しく9月はその後に訪れる嵐の前のハシャギ振りで、対照的であった。
一部には超高速取引の弊害が出ているのであろう、本当に振り回された1年であった。
次に、投資を開始した2013年末より2018年末までの資産状況は、下記の通りとなった。
2018年については、全て割切投資PFと長期投資PFの合計値である。
・投資総額、評価総額、含み損益は各年の年末時点。
・実損益は、各年に売買した結果生じた税込損益額の合計金額。
・損益率は、年末時点の投資総額に対する、実損益と含み損益の合計の割合。
(銘柄入替や増減資に伴う、年間の投資総額の増減は考慮せず)
・受取配当は、各年の税引後年間受取り配当の合計金額。
・利回りは、年末時点の投資総額に対する、税引後年間受取り配当の割合。
(銘柄入替や増減資に伴う、年間の投資総額の増減は考慮せず)
・損益率と利回りは当然実際とは異なるが、概算レベルとして簡易的に算出。
2018年は、下記の通りとなった。
・投資総額は、2017年末に対して 191万円の増額となった。
・しかし評価総額は、昨年末と比べ ▲11.8%の減少となった。
・実損益は +98万円となり、2013年末以来の総額は +260万円となった。
・しかし含み損は、2017年末に対して ▲750万円となり、2倍を割り +71.3%に減った。
・受取配当金額は 64万円となり、昨年の 56万円に対して 14.3%増えた。
2013年末からの投資総額と評価総額、TOPIXの推移をグラフで表すと下図の通りとなる。
投資総額は緩やかに増えているものの、評価総額は2017年に大きく増えた分の大体
4分の1が蒸発した。
2013年から2016年までの延長線上よりはまだ上に位置しているが、今後どうなるか。
今年は持ち直してほしいと願ってはいるが、果たして・・・
次に、2018年の受取り配当は下図の通りとなった。
各銘柄は、取得値に対する配当利回りの高い順に記載している。
※ 配当額および配当利回りは、何れも税引後
※ 赤字は、昨年に比べて増配
※ 昨年分は、取得日の関係で年間分の配当を未受領のものはスペース
投資総額に対する全体の単純な配当利回りは 2.82%となり、2014年より少しずつ上昇している。
(長期投資PFに対する利回り。 冒頭の年別表の利回り 2.6%は、割切投資も含むため若干低い)
銘柄別では、昨年と比べて15銘柄が増配となった。
利回り1位の 6035 アイアールジャパンホールディングス は、もう少しで8%台となる。
他を圧倒的に引き離した高利回りは、それだけでも今後の保有のモチベーションとなっている。
2位の 2186 ソーバルも、5%台まですぐそこの位置まで上がってきた。
今後の増配継続に、期待が掛かる。
2%未満の銘柄についても、今後の継続的な増配で超えてくることを楽しみに待ちたい。
そして、相変わらず無配としている 6080 M&Aキャピタルパートナーズ がいつ配当開始と
なるのか。 またM&Aが想定されるので暫くないかもしれない、気長に待ちたい。
次に、2018年の売買結果は下図の通りとなった。
年間トータルでは 100万円近く、23%程度の実益にはなったので、まぁ良しとしたい。
・4792 山田コンサルティンググループ
→ 持ち株数調整で 1,200株のうち 200株を売却。
取得時の 50株表記は、分割前表示のため。
・6061 ユニバーサル園芸社、3910 エムケイシステム
→ 何れも、経営の判断や対応のまずさに見切りを付けての売却。
・2374 セントケア・ホールディングス
→ ダラダラと下がり続ける株価に、他銘柄に乗り換え(我慢が足りないかのもしれない)。
・3844 コムチュア、2492 インフォマート、4659 エイジス
→ 全て割切投資分、一旦薄利で撤退(その後、入替え後の銘柄で大きく被弾・・・)。
次に、指数値と割切投資PF銘柄の株価の年間推移(大発会始値、大納会終値)は、下表の通りとなった。
各指数はそれなりに下落、東証マザーズは ▲30%とダントツの下落率であった。
割切投資PFは、何れも大きく下落している。
各銘柄について、1年間の株価の動きを確認してみたい。
初めに、3965 キャピタル・アセット・プランニング について。
下図は、同社株式の週足チャートと四半期決算における純利益の推移である。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
2018年9月に一度跳ねたので、良いタイミングと思い投資した所、下がる下がる。
1年間では ▲35%、買値からは ▲58%も下げてしまった。
もういい加減落ちる所まで落ち切ったと思いたいが、2019年はどうなるだろうか。
業績は悪くないので、株価にもそろそろ奮起を期待したい。
次は、6080 M&Aキャピタルパートナーズ について。
下図は、同社株式の週足チャートと四半期決算における純利益の推移である。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
こちらも、株価の反転するきっかけが一向に掴めていない。
1年間で、およそ半分になってしまった。
もうそろそろこの辺で反転し、昨年前半の1万円プレーヤーの面目躍如となるのか。
最後に、6545 インターネットインフィニティー について。
下図は、同社株式の週足チャートと四半期決算における純利益の推移である。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
1年間で、何と ▲80%を超える下落である。
たった1年で、資産価値が2割以下って一体・・・・正にマザーズ市場は鉄火場であった。
とにかく早く、利益を出す様に頑張って頂きたいものである。
次に、長期投資PFの各銘柄の変動状況について、記載する。
各銘柄について、年間の上昇率の高い順と含み益率の多い順に並べている。
※ 2124 JACリクルートメント と 6087 アビスト は、大発会始値は何れも買値。
<上昇率順>
<含み益率順>
両方で1位と2位を獲得したのは、6161 エスティック と 2317 システナ であった。
上昇率1位は エスティックで 2位は システナ、含み益率はその逆となった。
エスティックはこの1年、本当に良く上昇してくれた。
同社株式の週足チャートと四半期決算における純利益の推移は、下図の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
3844 コムチュア や 6080 M&Aキャピタルパートナーズ が年間で大きく下落した結果、
含み益 3.8倍で強敵の 6035 アイアールジャパンホールディングス を抜きトップに。
今後も継続し、大きな成長に期待している。
システナもこの1年、後半はさすがに下げたものの結果的には 40%と大きく上昇した。
同社株式の週足チャートと四半期決算における純利益の推移は、下図の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
含み益はどうにか 5バガーで着地し、ライバル 3844 コムチュア とのデットヒートを制した。
今年も、両社の株価の戦いが楽しみである。
裏付けとなる業績はバッチリであり、何の心配もしていない。
反対に、調子の悪さが表に現れているのがやはり 6080 M&Aキャピタルパートナーズ。
年間変動率は最下位となる ▲49.4%を叩き出し、一時は 6.5倍に達していた含み益は
2.3倍まで減少した。
増資してキャッシュリッチと好財務を維持しており、無配を正当化し投資家を納得させる
には、次の成長にむけた投資を早くお披露目する必要がある。
次の一手には期待しており、3,000円のQUOカードで我慢しながら投資を続けたい。
上位の強い銘柄が、PFのパフォーマンスを支えてくれている。
感謝すると共に、今後もそれらの会社には長期に亘って投資を続けて行きたいと思う。
さて2019年は、相場はどの様な遷移を辿るのであろうか。
2018年にも増して、様々な事が起きるに違いない。
昨年末からの流れで嵐の相場に突入しようが、それは杞憂に終わりこのまま平穏な相場に
戻ろうが、軸としては淡々と長期投資を続けるだけである。
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全ての投資家の皆様にとって、良い成果が出る1年である事を祈っております。
今年も、当ブログと圭壱を宜しくお願い致します。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00395]
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