3965 キャピタル・アセット・プランニング が2月8日の大引け後、2019年9月期の
第1四半期決算を発表した。
また同時に、2月末時点での株式分割(1:2)を発表した。
指標毎の最終着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 前期比 | 進捗率 | |
売上高 | 11.59億円 | ▲9.5% | 67.00億円 | +2.3% | +17.30% |
営業利益 | ▲0.89億円 | —% | 5.60億円 | +11.7% | ▲15.89% |
経常利益 | ▲0.95億円 | —% | 5.40億円 | +11.5% | ▲17.59% |
純利益 | ▲0.70億円 | —% | 3.40億円 | +20.8% | ▲20.59% |
1Qは、減収減益となり各利益は全て赤字となった。
前期も1Qは、経常利益で ▲0.70億円、純利益で ▲0.78億円と赤字になっている。
期間中は、生命保険会社向けの
・ライフプランシステム
・エステートプランシステム
・設計書システム
・申込書システム
・生命保険契約ペーパーレスシステム
等の販売強化に加え、 生保販売業務の省略化と効率化を実現するフロントエンドシステム
及びRPAの開発、販売を進めたとしている。
また、事業承継税制の施行を背景に
・統合資産管理システム
・アセットアロケーションシステム
等のプラットフォームの構築・販売及び、上記システムを活用した富裕層向けの資産管理
コンサルティング契約の獲得も継続した。
そして相続関連システムや、資産形成アドバイスシステムの提供も引き続き行った。
しかし受託開発事業は、金融機関の予算制約や生命保険会社の新商品販売時期の10月頃の
集中により、売上は1月~3月および7月~9月に偏重する傾向があり減収減益だとしている。
今期は、2Q累計でも純利益ベースで 1.3億円(前期比 ▲49%)の減益予想となっており、
最後の4Q時点で 3.4億円(前期比 +20%)まで稼ぐ予想となっている。
その達成に向けて、次回2Qは少しでも利益を上積み出来る様に頑張ってほしい。
また2月5日には、8929 青山財産ネットワークス との資本業務提携を発表している。
CAPは富裕層・企業経営者向けに個人が保有する預貯金、有価証券不動産、自社株、保険等の
資産を時価で評価して「見える化」する統合資産管理システムを販売しており、
不動産を主に保有する個人資産家への財産コンサルティングや企業経営者に対する事業承継、
財産承継コンサルティングを実行している同社との提携・協業効果を目論んだ様である。
この提携により、システムの共同開発や両社の営業基盤を活用した協業等を想定しており
将来的なビジネスの拡大や、全く新しい展開にも期待したい。
続いて、これまでの株価の動きについて確認してみる。
同社株式の週足チャートと四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は、昨年12月下旬に 1,900円台まで沈んだ後は何とか息を吹き返し、2月7日には一時
3,000円台まで戻っている。
株価が大幅に落ちたこの水準での株式分割の発表は、タイミングとしてはどうかなと思うが
連休明けのマーケットはどう反応するのだろうか。
何れにしろ、稼ぎ時である次回2Qの着地結果がその後の株価の動きやトレンドを決める
要因の一つになることは、間違いないだろう。
現在は正にその大事な時期であり、確実な刈り取りで実績を上げていってほしい。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00411]
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