8876 リログループ が2月7日の大引け後、2019年3月期の第3四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 1834.09億円 | +10.9% | 2500.00億円 | +73.36% |
営業利益 | 122.44億円 | +19.0% | 184.00億円 | +66.54% |
経常利益 | 135.39億円 | +21.4% | 200.00億円 | +67.70% |
純利益 | 91.12億円 | +24.3% | 125.00億円 | +72.90% |
2Qに引き続き、経常利益・純利益とも前期比 20%以上の増益で着地した。
通期予想に対しては純利益で 73%程度と若干の遅れとなっているが、このまま行けば通期で
ほぼ想定通りの着地となりそうである。
3Qは、借上社宅管理事業の管理戸数や福利厚生代行サービスの会員数が増加するなど、
事業基盤が順調に拡大したとしている。
<国内事業>
売上高は前期比 +13.4%、営業利益は同 +27.5%となった。
借上社宅管理事業の管理戸数が積み上がり、管理手数料収入が増加。
賃貸管理戸数や仲介件数も、前年同期を上回り推移した。
福利厚生代行サービスの会員数が増加し、またホテル運営や住まいの駆け付けサービスなど
関連事業も好調に推移した。
<海外事業>
売上高は前期比 ▲2.9%、営業利益は同 +2.9%となった。
海外赴任支援事業において引越手配収入の計上方法を変更したため、売上高は減少した。
しかし赴任支援世帯数や航空券等の手配件数が前期を上回り、増益となった。
また北米を中心に住宅斡旋件数が増加し、サービスアパートメントの稼働率が堅調に推移した。
国内事業は増収増益で好調さを維持しており、管理戸数の積み上げや福利厚生代行サービスの
会員数増加などがそのまま業績のアップに繋がるのが、ストックビジネスの強みである。
引き続き4Qも好調を維持したまま突き進み、最後の追い込みを見せてほしい。
来期からは3年間の「第三次オリンピック作戦」に移行し、2012年3月期にスタートした
「第二の創業」もいよいよ新たな局面を迎える。
画像出所:株式会社 リログループ
今後の成長の礎を築くべく、引き続きぜひとも頑張ってほしい。
最後に、これまでの株価の動きについて。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は引き続き、ボックス圏での推移となっている。
上限は 3,300円、下限は 2,500円程で、値幅は 800円程度の範囲での動きとなっている。
現在はほぼその中心位置となっているが、今後は上に行くのだろうか、はたまた下に逆戻りか。
何れにしろ業績は着々と最高益を更新し続けており、株価には常に上への揚力が働くのだ。
長期的に見れば、安心してその推移を見守る事が出来る企業である。
今後もその成長を期待して、長い目で見守って行く予定である。
<ブログ村ランキングに参加中。ランクアップにご協力下さい(→ありがとうございます)>
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00424]
この記事へのコメントはありません。