4327 日本SHL が4月26日の大引け後、2019年9月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 15.36億円 | +19.4% | 28.25億円 | +54.37% |
営業利益 | 7.62億円 | +28.7% | 11.66億円 | +65.35% |
経常利益 | 7.62億円 | +28.9% | 11.64億円 | +65.46% |
純利益 | 5.26億円 | +29.9% | 7.98億円 | +65.91% |
稼ぎ所の2Qで、売上高・各利益とも大きな実績を出してきた。
純利益は前期比 30%の増益となり、進捗率も 1Qの 1%から 65%へと一気に進んだ。
サービス形態別には、下記の通りであった。
売上高 | 構成比 | 前期比 | |
プロダクト | 8.76億円 | 57.1% | +28.9% |
コンサルティング | 6.18億円 | 40.3% | +10.9% |
トレーニング | 0.40億円 | 2.6% | ▲15.5% |
プロダクトは、引き続き総合適性Webテスト「GAB」の販売が好調で売上が増えた。
コンサルティングも、引き続き「Webテスト」の顧客仕様版の販売好調で売上が増加。
一方トレーニングは、引き続き公開コースの受注減により売上が減少した。
全体としての増収の背景として、来春の新卒者の求人倍率が依然として高水準となる中で
顧客ニーズにあった営業を展開し、複数の新規案件を受注したためとしている。
経費は引き続き、売上原価や販管費が増加している。
前者は会場テスト提供外注費、後者はロイヤルティの増加が主な原因である。
__・売上原価 : 1.93億円(前期 : 1.54億円)
__・販管費 : 5.80億円(前期 : 5.39億円)
但し、売上原価率は上昇したが、売上高に占める販管費の割合は前期より改善された。
__・売上原価率 : 12.6%(前期 : 12.0%)
__・売上高販管費率 : 37.8%(前期 : 41.9%)
3Q以降もこの勢いを保ちながら、ぜひ通期での超過着地となるよう期待している。
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次に、株価の動きについて確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は2018年12月25日に付けた 1,411円を底に反転し、3月5日に 1,834円の高値を
付けた後は下落して、現在は 1,700円前後で推移している。
前回1Q決算発表直前の1月30日の終値は 1,731円であり、現在の株価とほぼ同額である。
今回の好決算を受けて、明日のマーケットではどの様な反応が見られるだろうか。
株式情報サイト「みんなの株式」では、現時点で買い予想銘柄の第5位になっている。
画像出所:みんなの株式
地味な銘柄が脚光を浴びて、大きく上昇する事を期待して待ちたい。
そして今後も引き続きその成長を楽しみにしながら、長期投資のスタンスである。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00441]
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