2124 JACリクルートメント が本日5月10日の大引け後、2019年12月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 IFIS予想(通期) IFIS予想(1Q) |
進捗率 | |
売上高 | 67.60億円 | +25.1% | 263.90億円 265.66億円 62.30億円 |
+25.61% +25.45% +108.50 |
営業利益 | 21.09億円 | +60.5% | 63.58億円 64.82億円 14.73億円 |
+33.17% +32.54% +143.18% |
経常利益 | 21.10億円 | +59.1% | 63.73億円 64.86億円 14.75億円 |
+33.11% +32.53% +143.05% |
純利益 | 14.64億円 | +62.2% | 46.59億円 48.20億円 10.50億円 |
+31.42% +30.37% +139.43% |
純利益は前期比 +62.2%と大幅な増益となり、通期予想の進捗率も 31%と猛ダッシュ。
市場のコンセンサスに対しても、30%台の高い進捗率での着地となった。
また1Q単体のコンセンサスは純利益で 10.50億円であり、その予想に対しても進捗率は
139%と大幅な超過で着地した。
2018年12月期の1Qは純利益で ▲7.5%であり、相対的に増益率が押し上げられた。
<決算短信より>
_・国内人材紹介事業は、前期4Qの好調な成約活動を反映して売上高が前期比 +32.9%
__と順調な結果となった。
_・海外事業は、概ね期初の計画に沿って推移。グループ各社のKPI管理が奏功しており、
__利益率向上に向けた事業内容の可視化が、確実に進んでいる。
_・国内求人広告事業は、営業体制を再編成した結果、回復基調となった。
_・売上高は、人材紹介事業が +32.9%、海外事業が ▲7.0%、求人広告事業が +9.5%となった。
_・営業利益は、人材紹介事業が +58.2%、海外事業が赤字、求人広告事業がゼロとなった。
売上高比率が全体の 85%程度を占める人材紹介事業が非常に好調であり、全体を押し上げた。
続く2Qも、この調子で上振れした実績を叩き出してほしい。
_
次に、決算発表までの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は、大発会に記録した 1,761円を底値に2段階で上昇を続けており、現在は上場来高値を
絶賛更新中である。
今回の非常に好調な決算結果を受けて、その上昇に弾みを付ける事が出来るだろうか。
相場環境が神経質になりつつある現在、来週からの株価の推移を見守って行きたい。
勿論、高配当をもらい続けながら今後も長期投資で臨む予定である。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00445]
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