山田コンサルティンググループ

4792 山田コンサルティンググループ ▲14%着地、20年3月期は25%増益予想

4792 山田コンサルティンググループ が5月8日の大引け後、2019年3月期の本決算を発表した。

指標毎の最終着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。

実績 前期比 会社予想
IFIS予想
最終着地率
売上高 134.00億円 +2.2% 132.00億円
139.00億円
+101.52%
+96.40%
営業利益 23.08億円 ▲20.8% 23.30億円
30.50億円
+99.06%
+75.67%
経常利益 23.54億円 ▲18.2% 23.60億円
30.50億円
+99.75%
+77.18%
純利益 15.99億円 ▲13.6% 15.40億円
19.80億円
+103.83%
+80.76%

<決算短信より>

_・人件費の増加等で販管費が 5.92億円増加(+7.15%)し、営業利益は減益に。

_・経営コンサルティング事業で、売上見込の数件の大型成功報酬案件が売上計上できず。
__この結果、期初予想に対する達成率は売上高: 87.7%、営業利益: 66.0%となった。

前期はもう、惨憺たる結果で終わった。

3月29日に業績予想を下方修正したにも係わらず、営業利益・経常利益は未達で終わった。
純利益は 103%と超過着地したが、そもそも期初予想に対しては 75%での着地である。

そしてマーケットの期待には全く届かず、コンセンサスに対する最終着地率は営業利益および
経常利益は 70%台、純利益は 80%台と厳しいものとなった。

この結果を受けて、翌日には日系大手証券がレーティングを引き下げている。

いつも通期では帳尻を合わせて来るので今回ももしかしたら・・・とかすかな望みを持って
いたが、3Q決算の進捗率が純利益:23%(下方修正前)ではやはり奇跡は起こらなかった。

売上の9割を占める経営コンサルティング事業がこの結果では、もう為す術がない。

_
また、同時に発表した2020年3月期の業績予想は下表の通りとなった。
市場のコンセンサスも併記した。

今期予想 前期比 IFIS予想 前期比
売上高 154.00億円 +14.9% 142.00億円 +6.0%
営業利益 30.00億円 +29.7% 32.00億円 +38.7%
経常利益 30.00億円 +27.4% 32.00億円 +35.9%
純利益 20.00億円 +25.0% 20.80億円 +30.1%

<決算短信より、経営コンサルティング事業における状況>

1.経営コンサルティング

_・案件の引合いは、引き続き順調に推移している。
_・地方企業の極端な人材不足には、事業戦略・組織戦略面のコンサルティングが有効。
_・地方企業の資金繰り悪化により、事業再生コンサルティング案件が増加すると見込む。

2.M&A等資本に関するコンサルティング

_・アドバイザリー業務は、国内は案件引合い・相談は増加。
_・事業承継コンサルティングは、事業承継ニーズは高く案件引合いは増加。
_・引き続きメガバンク・地域金融機関との連携を強化し、案件発掘に注力する。

3.海外事業コンサルティング

_・既存金融機関の紹介に加え、セミナー等が奏功し企業からの引合いが増加。
_・海外進出に向けたリサーチ等のニーズが多く、特にベトナム進出事案が増加している。
_・連結子会社のハノイ支店を、2019年6月に開設する予定。

経営コンサルティングとM&A等資本に関するコンサルティングは引き合い増加であり、
期ズレの大型案件のクローズと、進行中案件の刈り取りを確実に成し遂げてほしい。

海外事業コンサルティングにおけるリサーチ等案件は、長い目で今後の事業化に期待。

_
純利益は前期期初の予想が 21.20億円、着地が 15.99億円でその差は 5.21億円である。

だから前期低迷の原因が大型案件の期ズレなら、本来は何も考えずに単純には

_15.99億円 + 5.21億円 = 21.20億円

程度が標準となる。
予想が 20.00億円とそれより低いのは、やはり販管費の高騰ということなのであろう。

前期のPLを勘定科目毎に前々期比で表すと、

_・売上高   :+ 2.21%
_・売上原価  :+ 16.08%  +3.06億円
_・売上総利益 :▲ 0.14%  ▲0.16億円
_・販管費   :+ 7.15%  +5.92億円 <—–トドメ
_・営業利益  :▲ 20.87%
_・営業外収益 :+238.63%  +0.40億円
_・営業外費用 :▲ 78.01%  ▲0.41億円
_・経常利益  :▲ 18.26%
_・特別損失  :  0.00%  ▲0.23億円
_・法人税等  :▲ 27.68%  ▲2.75億円
_・純利益   :▲ 13.65%

売上高以上に原価が増え、売上総利益は逆に減益に。
これに販管費の増加(約6億円)の影響が大きく、ダイレクトに営業利益が減少に。

営業外収益の増加と営業外費用の減少、前期あった特別損失は何れも金額が小さく、
とてもその穴埋めには至らない。

今期も、人件費、教育研修費、セミナーの開催回数、広告宣伝費を如何に効果的に
配分して、費用を抑えていくかにかかっている。

上手い経営の舵取りで、ぜひコンセンサスをも上回る着地を達成してほしい。

_
最後に、決算発表までの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は1月4日の大発会に 1,529円の安値を付けた後は、開き直った? のか上昇を開始。
3Q決算の減益着地も気にせず上昇を続け、3月29日発表の下方修正にも陽線で反応。

本決算発表翌日の9日も陽線で戻したが、レーティング変更を受けて10日は下げた。

今期の 25%増益を最低ラインとして コンセンサス 30%予想に近づく進捗を叩き出せば、
マーケットの見る目もまた違ってくると思う。

前期の遅れをぜひとも挽回し、成長街道をひたすら走り続けてほしい。
これからも、長期投資で応援を続けて行くつもりである。

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

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