本日5月20日、6032 インターワークス を売却した。
5月14日の昼に本決算を発表、指標毎の最終着地状況は下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 会社予想 | 最終着地率 | |
売上高 | 39.69億円 | ±0.0% | 41.70億円 | +95.18% |
営業利益 | 5.26億円 | ▲18.2% | 8.10億円 | +64.94% |
経常利益 | 5.33億円 | ▲17.4% | 8.10億円 | +65.80% |
純利益 | 3.39億円 | ▲21.1% | 5.60億円 | +60.54% |
何と、前日5月13日の大引け後にわざわざ業績予想の下方修正を発表。
当然、各指標の予想数値は今回の実績数値と一致している。
しかし、このタイミングでわざわざ発表する意図がわからない。
上記の表では、敢えて修正前の予想値を表示している。
各利益とも 60%程度の達成率で終わり、純利益は前期比 ▲21%もの減益である。
当期も引き続き、「持続的成長のための構造改革」に継続して取り組んでいる。
このため、主力のメディア&ソリューション事業で増収減益となっている。
また採用支援事業は、新卒採用需要の早期縮小に対応するインターンへの対応遅れや
HRTechnologyサービスの受注転換の遅れが発生し、営業損失に。
引き続き先行投資の負担が重く、加えて対応が後手に回っている感がある。
機敏に対応して、受注や利益は確実にモノにしてもらいたいものである。
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また、同時に発表した2020年3月期の業績予想は下表の通りとなった。
今期予想 | 前期比 | |
売上高 | 50.00億円 | +26.0% |
営業利益 | 9.00億円 | +70.8% |
経常利益 | 9.00億円 | +68.8% |
純利益 | 6.00億円 | +76.7% |
売上高は 50億円に到達し、純利益も過去最高を予想している。
決算短信の文面では、主力のメディア&ソリューション事業において
_・中長期的な成長に向けた「工場WORKS」及び「工場タイムズ」の強化
_・今後のサービス拡張性等を向上するべく、新基盤へのITインフラ投資
_・主力メディア「工場WORKS」のプロモーション強化
といった、各費用の増加を予定するとしている。
最高益予想というのに投資の事しか書かれていないが、肝心の利益は大丈夫だろうか。
決算・会社説明会資料を確認してみる。
画像出所:株式会社インターワークス 2019年3月期 決算・会社説明会資料
当面は工場WORKSでマーケットをおさえることに注力するとしているが、ここでも
_①求職者に支持されるメディアを構築。
_②掲載企業数を増やす。
_③今期まではシステム投資を継続。
と、先行投資が全面に表現されている。
最後になって「営業利益は堅調成長を維持しつつ」と記載されているが、一体どこまで
維持してくれるのか不安になる。
同時に社長らの交代も発表し経営陣を刷新しているが、新しい経営体制も未知数である。
2017年2月に投資して以来、投資期間は 2年3ヶ月である。
今期は3年目であり、ここでいい加減業績が上向いてくれないと中々厳しいものがある。
悩み所ではあるが、このまま投資を継続するかどうか検討した結果、今期もまた利益と
いう成果が出ずに1年を棒に振るのは避けたいと思い、残念だが手仕舞う事にした。
<投資結果>
_買い: 1,160円 × 1,000株 = 1,120,000円
_売り: 609円 × 1,000株 = 609,000円
_収支: ▲511,000円(▲45.6%)
大きな損失となり残念な結果となったが、仕方がない。
また気持ちを切り替えて心機一転、頑張って行きたいと思う。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00453]
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