アイ・アールジャパンホールディングス

6035 アイアールジャパンHD から株主通信。 ~整いました~

6035 アイアールジャパンホールディングス から先般、株主通信(アニュアルレポート)が届いた。

初めに「株主の皆様へ」と題した、冒頭の報告文。


画像出所:株式会社アイアールジャパンホールディングス アニュアルレポート2019(※一部筆者加工)

”ここに本格的な収益成長ステージでの邁進が可能となる、ファンダメンタル(企業基盤)が
整いましたこと、誇りと確信を持ってご報告申し上げます。”

という宣言が、冒頭から高らかに響き渡る。

非常に明確で力強い、経営者からステークホルダーへのメッセージである。

そして最後に、結びの一文。

”株主の皆様には、黎明期から成長期へとステップアップした新たなステージでの高い
パフォーマンスを享受頂けますよう、不断の改革を実現させてまいります。”

これまでは黎明期であり、これからが本格的な成長ステージなのだ。

そしてその成長を不断の改革で必ずやり遂げ、株主に高い利益還元を絶対に果たす事を
ここで明確にコミットしている。

この出だしと結びの一文だけで、今後も長期で同社に投資を続けていくモチベーションを
維持するのに十分である。

株主という最も劣後したステークホルダーへの、明確で力強いメッセージとコミットメント。
我々株主の心に響く、有意義な内容となっている。

霞が関オフィス、NYマンハッタン(パークアベニュー)オフィス、拠点設立2年目を迎えた
丸の内オフィスの基盤投資が完了し、本格的な収益成長ステージに向けた企業基盤を確立。

3ヶ所のオフィスの三位一体により、唯一無二のエクイティ・コンサルティング会社として
顧客に最適なソリューションを提供する。

寺下社長は「唯一無二」という表現が非常に気に入っているらしく、本レポートには全部で
6ヶ所も登場する。

しかし同社のサービスは本当に「唯一無二」がほとんどであり、偽りのない事実である。


画像出所:株式会社アイアールジャパンホールディングス アニュアルレポート2019

今後も日本市場を舞台に益々勢いを増すアクティビストと企業との戦いに、同社の ”唯一無二” の
各サービスはその本領を発揮していくだろう。

取締役会実効性サービスの一環で、事前アンケートをWEB上で行えるサービスを2019年より開始
された事が報告されるなど、そのサービスは益々進化している。

文中に ”この市場は相互に有機的に結合し将来巨大市場かつ著しい成長市場となることが
予測されます” と記載されており、実際そうなるだろう。

その環境変化により今後益々同社の各サービスも有機的に結合し、顧客企業に多角的で総合的な
ソリューションを提供する事が可能になるだろう。

今後、益々目が離せない存在になりそうである。

_
最後に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

前期本決算と今期予想の発表後に暴騰した株価は、6月11日に 2,974円の高値を付けた後は一服。

今週は短いながらも一応は陽線で締めくくったが、来週以降は果たしてどうなるのであろうか。
一旦しゃがみこんで力を蓄えた後は、再び緩やかながらも上昇モードに入る事を期待。

長期的には勿論死角はなく、業績成長も株価も晴天が続く事を確信している。
その将来が、今から本当に楽しみである。

<ブログ村ランキングに参加中。ランクアップにご協力下さい(→ありがとうございます)>

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00470]

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

カテゴリー

  1. ウェルビー

    6556 ウェルビー 2019年3月期・1Q決算を発表、36%増益
  2. JACリクルートメント

    2124 JACリクルートメント 19年1Qは+62%でコンセンサス大幅超過
  3. ソーバル

    2186 ソーバル 2018年2月期・2Q決算発表
  4. ポートフォリオ全般

    四半期決算総括 まずまずの結果に安堵
  5. プロシップ

    3763 プロシップ 2019年3月期・2Q決算を発表、前期比均衡圏
PAGE TOP