3844 コムチュア が本日7月31日の大引け後、2020年3月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 48.12 +15.0 +24.06 |
– | – | – | 200.00 +10.7 +24.06 |
200.00 +10.7 +24.06 |
営業利益 | 6.17 +22.1 +21.42 |
– | – | – | 28.80 +12.0 +21.42 |
29.00 +12.8 +21.28 |
経常利益 | 6.26 +22.9 +21.78 |
– | – | – | 28.74 +11.6 +21.78 |
29.00 +12.6 +21.59 |
純利益 | 4.65 +39.9 +23.00 |
– | – | – | 20.21 +11.6 +23.00 |
20.00 +10.68 +23.25 |
出だしの1Qは、純利益で前期比ほぼ +40%と大きな増益での着地となった。
通期の会社予想に対する進捗率は 23%と若干遅れているが、大きな乖離ではない。
コンセンサスは1Q・通期とも実績・会社予想を下まわっており、マーケットの期待に応えた。
1Q予想は、売上高 44.00、営業利益・経常利益 5.30、純利益 3.80(億円)。
今期より、事業区分を変更している。
事業別売上高の伸びは下記の通りで、クラウドソリューション事業とデジタルソリューション
事業が大きく伸張した。
_・クラウドソリューション事業:売上高 +38.3%
_・デジタルソリューション事業:売上高 +52.5%
_・エンタープライズソリューション事業:売上高 ▲0.9%
_・プラットフォーム・運用サービス事業:売上高 ▲2.4%
1Qの売上高は、今期より連結子会社となったユーエックス・システムズの業績寄与により、
9期連続の増収で過去最高を記録した。
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また決算発表と同時に、9月末での株式分割(1:2)および、株主優待の実質的な拡充
(クオカード3単元以上 1,000円分の株数条件を据え置き)を発表した。
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次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は5月29日に戻り高値となる 4,585円を付けた後は一段下げた位置で推移しており、
山を越えられないでいる。
この間、2317 システナが実質的な上場来高値を更新したのを見上げる状態が続いている。
1Qの好決算と株式分割・株主優待の拡充という刺激策により、前回の山で記録した 4,660円を
超える事が出来るだろうか。
もうそろそろMSワラント発行による負のイメージを払拭し、あの強いコムチュアが戻って来る
事を心待ちにしている。
今期も1Qの好スタートをバネに進捗スピードを加速させ、業績も株価も高値となる様に
事業に邁進してくれる事を期待している。
将来が非常に楽しみな企業であり、これからもずっと保有を続けて行く予定である。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00481]
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