2127 日本M&Aセンター が7月30日の大引け後、2020年3月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 79.67 +29.1 +24.59 |
– | – | – | 324.00 +13.8 +24.59 |
335.36 +17.8 +23.76 |
営業利益 | 38.96 +51.0 +28.36 |
– | – | – | 135.00 +7.7 +28.36 |
144.45 +15.3 +26.97 |
経常利益 | 39.28 +51.5 +29.10 |
– | – | – | 135.00 +7.7 +29.10 |
143.57 +14.6 +27.36 |
純利益 | 26.81 +31.4 +29.40 |
– | – | – | 91.20 +2.8 +29.40 |
99.15 +11.8 +27.04 |
純利益は前期比 +31%と大幅増益を達成し、通期予想に対する進捗率も 29%台に乗せた。
1Qのコンセンサス:売上高 70.00、営業利益・経常利益 30.00、純利益 21.00(億円)に
対しても全ての指標値で上回り、純利益ベースでは 28%近い上方乖離となった。
通期コンセンサスに対する純利益の進捗率も 27%台となり、超過着地の可能性もある。
総じて、マーケットの期待を大きく超える好決算となった。
期間中のM&A仲介案件数は過去最多の 234件を成約し、前期の 173件から 35%増となった。
6月には、「沖縄エリア 経営者のための事業承継セミナー」を県内9ヶ所で開催。
当期は東京、大阪、名古屋、福岡等の大都市圏のみで開催していた大規模セミナーを廃止し、
地方毎にエリアを細分化し、主要都市で連日短期集中的にセミナーを展開する。
今期は引き続き、中四国・兵庫エリア、関東エリアで展開する予定としている。
この変更が、地方の中小企業経営者との大きなビジネスチャンスとなる事を祈りたい。
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<ZUU との合弁会社設立>
画像出所:株式会社日本M&Aセンター 2020年3月期 第1四半期決算説明資料
4387 ZUUと共同で株式会社 ZUUM-A を設立し、総合的な経営課題解決型プラットフォームを
構築、中堅中小企業の経営者に向けた経営課題の解決を後押しする。
8月には最初のサイトをオープン予定であり、中小企業経営者への新たなアプローチルートが
増えて、ますますビジネスチャンスの拡がりが期待出来そうである。
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<TOKYO PRO Market上場支援サービスを開始>
画像出所:株式会社日本M&Aセンター 2020年3月期 第1四半期決算説明資料
従来のM&A支援サービスに加え、TOKYO PRO Market上場支援サービスを7月にスタート。
今後、新たな事業に育てて行く。
取得したJ-Adviserの資格を活かして、地域のスター企業を輩出して上場を支援し、上場後も
継続的に経営支援を行うとしている。
地方や地域と一体になって企業を後押しし、経済を活性化して行く事に繋がるだろう。
今後の事業の発展と、大きな成長に期待したい。
当社はこれまでも様々な取組みを積極的に行っており、それらは将来的に成長しやがて
大きな実を結ぶ時が来るであろう。 今から楽しみである。
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次に、四季報夏号の記載。
【最高益】
_主力のM&A仲介が中堅・中小企業の事業承継中心に成約数増。
_地域別の戦略、銀行・証券とのネットワーク強化で顧客掘り起こし。
_人件費や採用費の負担増を吸収。連続最高益更新。連続増配か。
【マッチング】
_子会社バトンズの事業承継マッチングサイトが国内大手に成長、将来の上場目指す。
_コンサルタント数は前期末340人から今期中には400人体制へ。
金融機関とのパイプは今後更に太くなり、ますます大きな役割を果たす様になると思う。
バトンズの上場実現も、楽しみである。今後の事業の成長を祈りたい。
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最後に、これまでの株価の動きを確認してみたい。
同社株式の日足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は2018年3月の 3,900円台を頂点に上下しながら右肩下がりとなる中、10連休前最終日の
本決算発表を受けて、連休後には窓を開けて下落した。
しかし昨日からの連騰により、漸くその窓を閉める事が出来た。
これから本来の同社株式ならではの強い値動きが復活し、3,500円台そして 4,000円台を
再び目指して、長い坂道を昇って行く事が出来るだろうか。
色々と楽しみな事業展開と業績の成長、そして株価の成長を夢見て今後も投資を続けたい。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00482]
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