2124 JACリクルートメント が8月9日の大引け後、2019年12月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 67.60 +25.1 +25.61 |
127.14 +15.1 +48.18 |
– | – | 263.90 +14.4 +48.18 |
265.00 +14.9 +47.98 |
営業利益 | 21.09 +60.5 +33.17 |
33.66 +26.8 +52.94 |
– | – | 63.58 +15.0 +52.94 |
66.00 +19.3 +51.00 |
経常利益 | 21.10 +59.1 +33.11 |
33.69 +25.8 +52.86 |
– | – | 63.73 +14.5 +52.86 |
66.00 +18.5 +51.05 |
純利益 | 14.64 +62.2 +34.12 |
24.04 +27.5 +51.60 |
– | – | 46.59 +19.2 +51.60 |
48.00 +22.8 +50.08 |
2Qのコンセンサスは売上高:131.00、営業利益・経常利益:36.00、純利益:27.00(億円)で
実績値は何れも下まわったものの、純利益ベースで前期比 +27.5%と大幅な増益を確保した。
但し通期予想に対する進捗率は、スタートダッシュを決めた1Qからは落ちて標準となっている。
国内人材紹介事業・国内求人広告事業は前期4Qの好調な成約実績を反映して1Qの売上高・利益は
ともに順調な結果となったが、2Qは製造業の一部を中心に成約実績が鈍化したとしている。
早速、トランプによる逆効果が現れているのかもしれない。
但し、半期では売上高、利益ともに業績予想を上回る結果を達成したとしている。
(予想 → 売上高:126.06、営業利益:27.13、経常利益:27.20、純利益:19.87(億円))
セグメント別売上高は、主力の国内人材紹介事業は前期比 +24%、国内求人広告事業は同 +16%で
共に増収を確保したが、海外事業は同 ▲23%と振るわなかった。
国内人材紹介事業で特に好調な業界は、やはりIT・通信業界で +33%の増収となった。
やはりIT業界の人手不足とそれに伴う活発な求人活動が、追い風になっている。
1Qより勢いは落ちたとは言え、まずまずの位置で折り返し地点を通過した。
下期も引き続き事業に邁進し、ゴール地点での超過着地を望みたい。
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は今期1Q決算に向けて期待が高まり次第に上昇、いざ発表後は窓を開けて 3,000円を
突破したが直ぐに引き戻され、直近は 2,400円~2,500円で推移している。
瞬間的に増えた含み益はまた風前の灯火と化してしまい、これ以上下押しするとあの嫌な
含み損にまた転落してしまう。
ここは何とか踏み止まってほしいが、その期待に応えてくれるか。
もちろん今後の長期的な業績の成長を当然期待しており、その実現に伴って株価も段々と
その位置が上がって行く事を想定している。
今後も引き続き、配当を受取ながら長期投資のスタンスである。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00488]
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