6556 ウェルビー が8月13日の大引け後、2020年3月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 15.93 +15.7 +23.65 |
– | – | – | 67.37 +17.2 +23.65 |
68.50 +19.1 +23.26 |
営業利益 | 4.39 +21.2 +24.55 |
– | – | – | 17.88 +19.6 +24.55 |
18.50 +23.8 +23.73 |
経常利益 | 4.40 +21.4 +24.62 |
– | – | – | 17.87 +21.5 +24.62 |
18.50 +25.8 +23.78 |
純利益 | 2.77 +23.7 +22.78 |
– | – | – | 12.16 +22.6 +22.78 |
12.60 +27.4 +21.98 |
1Qのコンセンサスは売上高:16.20、営業利益・経常利益:4.55、純利益:2.90(億円)で
何れも届かず、通期会社予想に対する進捗率も純利益ベースでは 23%程度に留まった。
しかし、増益率で見れば各利益とも前期比 20%以上を達成しており、一定の成果は挙げた。
会社は通期業績予想に対して順調に進捗しているとし、新設拠点・既存拠点の何れも利用者を順調に
獲得、前期に対して売上高営業利益率は 1.3%向上したとしている。
1Qにおける各拠点の新設状況は、下記の通りとなった。
_・就労移行支援事業所(ウェルビー) :1センター(累計 68)
_・児童発達支援事業所(ハビー) :1教室 (累計 22)
_・放課後等デイサービス事業所(ハビープラス):1教室 (累計 _6)
拠点は順調に増加しており、売上増大に伴う成長を今後も期待できそうである。
画像出所:ウェルビー株式会社 2020年3月期 第1四半期 決算説明資料
今期は合計で 105拠点、前期比で 12拠点の増加予定となっている。
2Q以降も計画に従い、着々とオープンしていけそうである。
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8月13日には、内閣官房による障がい者ワーク・サポート・ステーションの運営支援等業務の
受託について発表している。
障がい者ワーク・サポート・ステーション事業は、国の機関での障がい者雇用を推進するため、
内閣官房内閣人事局が実施する。
本事業は、府省等からの依頼に応じて障がい者(実習生)を一定期間継続して派遣する。
また実習生と共に当社の支援要員も派遣され、実習生の指導や府省等からの相談を受け助言する。
2020年3月までの契約とし、東京都、さいたま市、名古屋市等の25機関程度で業務に当たる。
正に国策の一環であり、この様な取組みに当社が選ばれた事は非常に意義があるといえる。
これがキッカケとなり、今後は対象機関や契約期間の拡大に繋がっていけば良いなと思う。
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次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は1Q決算発表当日の13日は前日比 +84円と上昇し、期待の高さが伺えた。
そして発表を受けた14日は大きく上昇したが陰線となり、流石に本日は下落となった。
14日の高値は 2,009円となり上髭を残したが、これから再び 2,000円以上に昇って行く事が
出来るだろうか。
本業の拠点増加による成長と、子会社「ウェルビーリンク」によるコンサルティング事業など
新たな事業への発展を同時にこなし、上手く費用対効果を挙げて成長して行ってほしい。
国策という事業環境の中で、これからもその成長に期待して長期投資していく考えである。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00492]
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