6055 ジャパンマテリアル の株価が、少しずつ上昇している。
同社株式の日足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は5月14日に発表された前期本決算と今期予想において、今期の伸びが純利益で
2%台と低調な事を受けて一旦は大きく下押ししたものの反発。
その後は下押ししたレベルを底値に再び上昇しから 1,600円台まで到達したものの、
7月下旬からは一転して下落モードに。
途中、8月8日に発表された1Q決算が純利益で前期比 ▲43%となった事を受けて更に下落
したが、8月29日に付けた 1,057円で一旦の底値を付け、以降は上昇トレンドを描いている。
全体相場は9月に入ってからは上昇を続けており、この流れに乗っているとも言えるが
果たして、このまま上昇を続ける事が出来るだろうか。
半導体及び液晶の製造過程で同社の装置或いは消耗品は欠かせず、そして半導体の需要が
長期的に高まって行く事は、次世代通信規格である5Gの普及などの流れから間違いない。
なので私は同社株式に長期投資をしているが、短期的にはここ1年程の製造業を取り巻く
逆風は、中々厳しいものがある。
経済環境の悪化により新規の設備投資は抑制され、同社もその影響を受ける事となり
2桁増益という控えめな期初予想、そして1Qの大幅減益に至ってしまっている。
決算発表を受けた後のマーケットの評価は、投資家の短期的・長期的な視点での強弱が
絡み合い、評価に迷っている様にも見える。
9月19日には、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が格付を「中立」から「強気」に変更。
2021年3月期の営業利益は、原価管理徹底などによる利益率向上を主因に上方修正されて
今期予想比 +31.3%の 105億円を予想している。
株価は今後、来期の利益水準を織り込んで上昇に転じると予想している様だ。
証券会社のレーティングを信じて売買すると痛い目に合うのは日常茶飯事ではあるが、
目標株価としている 1,600円を超えても、手持ちの株式は売らないでほしいものだ。
長期的に見て、ここは買い場なのか、或いは減速した決算の織込みと全体相場の上昇が
もたらした、一時的な高値に過ぎないなのか。
貿易摩擦問題が万一早晩解決、などという事になればマーケットの地合は一変する。
濃霧が消えて快晴となり視界が拡がるにはまだまだ時間が掛りそうではあるが、その先を
見据えた上で、引き続き長期投資で臨むつもりである。
天候は雨ではあるが、同社に輝かしい未来が待っていると信じ、投資を続けていく。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00503]
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