投資方針

勤務先がついに確定拠出年金をスタート

私の勤務先は、退職金や企業年金の制度がない。

そして入社して数年後に、退職金に代わる制度として退職功労金を制定したという説明が
人事部からあり、会社への貢献度に応じて最高 400万円という事であった。

しかしどの様な基準でその金額が決定されるのかの具体的な説明はなく、その内容は
ブラックボックスであった。

そして先般、新しい人事考課の仕組みと共に、確定拠出年金への加入に関する説明が
人事部より行われた。

確定拠出年金はその制度が開始されてから既に20年近く経っており、大手企業を中心に
普及しているが、私の勤務先の様な中小企業でも漸く採用され始めたのだろう。

私はこれまで iDeCo にも加入しておらず、非課税年金制度の恩恵を受けていなかったが
ここに来て漸く、自動的に始める事になった。

制度は勤務先の親会社と資本関係にある銀行のそれに準じており、運営委託先も
当該銀行と同じである。

制度については勤務先が自ら構築したものではなく、親会社に乗っかった形である。
グループ会社ではよくあるケースであろう。

説明会には銀行の担当者が同席し、制度の説明は全てこの担当者により行われた。

説明会の前日には運営委託先からの封書が全社員に配られ、ログインIDとパスワード、
それにスタート時点の会社からの掛金の金額が記載されていた。

従業員が自分で掛金を上乗せする、いわゆるマッチング拠出は年2回のボーナス時に
それぞれ最高 10万円までという事であった。

そしてブラックボックスである退職功労金も、実は今まで社員毎に積み上げており
今後数年に分けて、確定拠出年金の口座に移すという。

その金額は公表されなかったが、楽しみに待つとしよう。

取り敢えず 60歳までの残り期間と当初の掛金、退職功労金の想定金額から想定すると
マッチング拠出を一切行わない場合、少なく見積もっても 300万円程度にはなりそうだ。

(制度は 60歳までであり、企業裁量である 65歳まででは無かった。今後に期待。)



あとは、どう上手く運用するかに係ってくる。
そして肝心の運用商品の設定は、25本となっていた。

内訳は、元本確保型(定期・生保)が 7本、投資信託が 18本で投資信託の内訳は
下記の通りであった。

_・パッシプ型:9
__・国内債券:1
__・国内株式:1
__・国内不動産:1
__・外国債券:1
__・外国株式:2(先進:1、新興:1)
__・内外株式・債券:3

_・アクティブ型:9
__・国内債券:1
__・国内株式:3(全般:2、小型:1)
__・外国株式:1
__・内外株式:1
__・内外株式・債券:1
__・内外株式・債券・不動産:2

ゴールドを含む、商品を投資対象としたものは含まれていない。
保険的な意味合いで、掛金の一部をゴールドに振り分けても良いと思ったのだが。

また、外国ものに投資するほとんどが、為替ヘッジを行っていない。

検討した結果、失敗するリスクもあるがやはり株式を対象としたアクティブ型から
選択しようと思う。

個人では投資信託を含めて全く投資していない外国株式と、国内の小型株を対象と
したものに、それぞれ 50%ずつ投資しようと考えている。

しかし投資を始めるのに今は微妙な時期なので、一旦は定期預金にプールしておき
その時が来たら株式にスイッチングしようかな・・・と考えている。

スイッチングは毎月1回のみ可能なので、そんなに上手くタイミングを捉えられるかは
微妙であるが、まぁ慌てて始める環境でもないのかなと漠然と考えている。



そして確定拠出年金の内容よりも面白かったのが、他の社員の反応であった。

説明会は 90分程度で銀行マン氏の説明も上手かったが、後半は明らかに興味がない
者が散見され、ボーっとしている者や、中には完全に寝ている強者もいた。

オイオイ、皆さん自分の老後がかかっているのですよ!

また会の終了後、社員同士で「良く解らない」「何を選べば良いのか、解らない」
「自分で運用しなくてはならないのは、納得がいかない」等の発言がされていた。

解らなければ解らないなりに、自分で調べて取り敢えず始めなければならない。
納得しようがしまいが、そういう時代なのだ、諦めて取組むしかない。

気持ちはわかるが、これを機に投資の世界に足を踏み入れて頂きたいものだ。

未来永劫、ずーっと定期預金 100%ではどうしようも無いのはわかっているのだから
自分の責任で、自らの道を切り拓くしかないのである。

60歳や 65歳になった時、口座の評価総額が幾らになっているのか楽しみである。

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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00504]

コメント

  • コメント (4)

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    • 薄利多売
    • 2019年 9月 29日

    私の会社では、401kはリーマン前から導入されていて、当初何も考えず30%リスク商品でやっていました。リーマン時に普段見ないマイページを見たら損失が出ていたので、一度も弄ったことがなかったのに、配分変更をするつもりで間違えてスイッチングしてしまい底値売り。今でも覚えている苦い思い出です。
    その後2016年くらいまではずっと定期預金100%で間違った損失の-10万円を見ながら過ごしたのですが、株のトレードを始めて知識がついたので全部大和ストック225にスイッチング。日経17000円くらいから、もう上がらないと思った19000円の値幅で60万くらい増えました。それが2017年11月くらいで、まだ上がっていくので今度は新興国株式に全部スイッチング。悪夢のような2018年2月の暴落時には含み益100万円を越え、20%くらい増やした感じでした。
    暴落の手仕舞いが遅れて、含み益が25万くらいに減ったところで全部定期に。その後は下手に弄り過ぎて、含み益10万から-10万をウロウロです。
    401kに関しては株以上に吐き出したいことが多いのですが、お目汚しなのでこの辺で。ちなみに私の会社の401kは「JIS&T」という会社なのですが、スイッチングは毎日できます。もしかして月一回しかできないというのは拠出金の配分変更ではないでしょうか?

      • 圭壱
      • 2019年 9月 29日

      薄利多売さん、コメントありがとうございます。

      色々乗り越えられてますね。
      基本的には1度決めたら放置ですね。
      色々弄くっても、結局そのままにしておいた方が良かった・・・
      になりかねないので、ドルコスト平均法の強みを活かそうと思います。

      スイッチングと配分変更の件、情報ありがとうございます。
      両者をごちゃ混ぜに理解しているのかもしれません。
      資料一式を勤務先に置いてあるので、確認してみます。

        • 薄利多売
        • 2019年 9月 29日

        ドルコストしつつ、マッチング拠出が出来るなら明らかな暴落時に追撃買いという感じが最強かもしれません。
        私は適時買いみたいなやり方を始めてしまったので、元本割り込まない程度に攻める予定です。
        とりあえずは年末までに段階的に手仕舞いして、次の暴落までにまた定期100%に戻す予定です。

          • 圭壱
          • 2019年 9月 30日

          薄利多売さん、今晩は。

          出入りが上手く行くと良いですね。
          私の方はまだ元本も無くこれからですが、暫くは静観し、
          何れ来るだろう、下がるタイミングを待とうと思います。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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