こんにちは、圭壱(@keiichi_lti2013)です。
今回新しく、「投資のススメ」という記事カテゴリーを作りました。
このカテゴリーでは、株式投資の利点を書き記し、まだ株式投資をされていない方や
これから始めようかどうか迷っている方を、その世界に誘おうと思います。
私は現在日本株に投資していますので、日本株への投資を想定して書いていきます。
日本株に投資しようか迷っている方の背中を押せたらな、と思います。
なお、株式投資の基礎を下記に纏めていますので、併せてご覧頂ければ幸いです。
_株式投資の基礎知識(固定ページ)
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先ずは、日本の世帯全体での金融資産の保有状況について考えてみましょう。
野村総合研究所(NRI)という企業が、ありますよね。
経済番組を見ていると、記事の出所元や出演者の肩書きとして度々登場します。
野村総合研究所は、1965年設立の歴史ある総合シンクタンク(調査・研究機関)で
その株式は、東証1部に上場されています。
「総合研究所」と銘打っている通り、同社の調査・研究対象は経済に関するものを
含めて多岐に亘り、幅広く活動しています。
その同社が年次ベースで発表しているのが、国内世帯の純金融資産保有額です。
これは同社が持つ各種統計情報から、世帯数と規模資産を推計し公表しています。
各金額は、各々属する世帯が保有する金融資産から負債を差し引いた金額の合計です。
直近の情報は、2018年12月18日に発表された2017年の結果です。
画像出所:野村総合研究所
実はこの図は、個人投資家の中ではかなり有名です。
逆に言うと、この図は個人投資家の目標になっているのです。
勿論、目標とはピラミッドの上の方です。
ウナ重や天重での「松・竹・梅」の違いはありますが、個人投資家は「富裕層」を
目指して日々努力しています。
そして、同様の数値を2000年から並べたものが、下表です。
画像出所:野村総合研究所
2000年から2017年にかけてはマス層が約 34%増えたのに対し、富裕層は約 68%増、
超富裕層に至っては約 95%増と、2倍近く増えています。
2009年からも、マス層は約 40%増、富裕層は約 43%増、超富裕層は約 87%増です。
アベノミクスの資産効果の恩恵を最も受けたのは、超富裕層なのです。
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あなたは現在、どの層でしょうか?
中には生まれながらにして、親が富裕層という恵まれた方もいます。
そういう方は、別に無理して株式投資をする必要はないでしょう。
ただ補足すると、親が富裕層だと株式保有の割合も高く、子供は必然的に投資の
教育を受けたり親の行動を見たり、最終的には贈与で自然に株式投資を始めます。
生まれながらにして、投資の環境が全て整っているという事ですね。
しかし、もしあなたがマス層だったらどうでしょうか。
マス層の方が富裕層の仲間入りを果たすには、何らかの自発的な取組みが必要です。
即ち、下記の何れか(及び組合せ)になります。
1.収入を劇的に増やす
2.収入はそのままで、お金に働いてもらう
上記は定期所得(フロー)を視点としていますが、もちろん一時所得(ストック)で
富裕層になる方法も考えられます。
遺産の相続や、高額の宝くじ当選などです。
しかし前者は自分が該当しなければ無理ですし、後者は期待値が低すぎます。
数億円の宝くじが当選する平均的な確率は、1,000万分の1程度。
僅か 0.00001%です。
人数の比較でよく引き合いに出される、東京ドームの収容人数は 55,000人です。
この 200倍弱程度の大きさの超ドデカドームを作り、満員御礼の中から1名が当選。
見た事がないのでわかりませんが、反対側など遙か遠い先に霞んでいるでしょう。
果たしてあなたは、自分が当選する光景を想像出来るでしょうか?
もちろん「可能だ!」という方は、ひたすら宝くじを買い続ければ良いでしょう。
でもそうではないという、現実的・常識的な方は、上記の1か2を検討すべきです。
理由は簡単。それ以外に、富裕層の仲間入りを果たす方法がないからです。
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1.収入を劇的に増やす
これはもう当然だし、当たり前ですよね。
収入が劇的に増えれば、同時に支出も劇的に増やさない限り(そういう人もいますが)、
何れ富裕層の仲間入りです。 あとはもう、時間が解決してくれます。
起業して事業として大きく成功すれば、普通は間違いなく富裕層になれます。
株式上場まで行けば、超々富裕層へまっしぐらです。
また自分は起業までは難しいけれど、副業を沢山掛け持ちしたり、ネットを活用して
稼いでいる人は大勢います。
起業で成功する王道を行くか、副業その他を掛け持ちして確実に増やして行くか。
これらは成功すればその効果は計り知れませんが、難易度が高いのも事実です。
誰にでも出来るものではありませんし、副業等でもそれで富裕層を目指す様な人は
最終的には法人化し、起業の形態になるのが一般的です。
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2.収入はそのままで、お金に働いてもらう
普通の会社員(世帯)の場合の、現実的な方法がこちらになります。
起業や、本業に加えて更に副業をするのではなく、今まで通り会社員としての本業
だけに集中します。
つまり生活は、今までと何も変わりません。
しかし今まで給料の中から貯めた貯金は、あなたの代りに働いてもらいます。
もし貯金もないという方は、それ以前の問題です。
直ちに今日から、貯金を始めるべきです。
さて、「お金に働いてもらう」とはどういう事でしょうか。
当たり前ですが、定期預金や定額貯金では、働いてもらっている事にはなりません。
普通の会社員が、預貯金だけで富裕層になれると考えている人はいないでしょう。
国内の定期預金や定額貯金では、「お金が眠っている」状態です。
「お金に働いてもらう」とは、お金を何らかのモノに換え、将来的にそのモノからの
収益を得るという事です。
この場合の収益には、モノに変換中の定期的な収入(インカムゲイン)もあるし、
モノを売却した時に発生する売却益(キャピタルゲイン)もあります。
この、定期的な収入や最終的な売却益を期待してお金を何らかのモノに変換する
行為を、投資と呼んでいます。
それでは、投資先としては何が良いでしょうか。
一般的に考えられるのは、「株式」「債券」「商品」の3種類です。
変則的な見方としては、上記に「通貨」を加えた 4種類となります。
最近は暗号資産(仮想通貨)などもありますが、まだコアなものではありません。
それぞれの性格は、下記の通りです。
1.株式
_・ハイリスクハイリターン。
_・企業活動の成績次第で、何倍にもなったりゼロになったりする。
_・保有中のインカムゲインは、通常は有る。
2.債券
_・ミドルリスクミドルリターン。
_・発行体が通常の状態であれば、期間中の価格変動は比較的小さい。
_・保有中のインカムゲインは、発行時に決められている。
3.商品
_・ハイリスクハイリターン。
_・生産と消費の需給動向+思惑的取引で高いボラティリティとなる。
_・保有中のインカムゲインは無い。
4.通貨
_・ミドルリスクミドルリターン。
_・対象国と日本との力比べであり、変動要素は多岐に亘る。
_・保有中のインカムゲインは無い(当該通貨での預金は別)。
相応のリスクはあるものの、長期的に継続して利益を得られる期待値が高いのは
やはり株式となります。
企業が自らの活動で利益を伸ばせば、一般的にはインカムゲインは段々と増え、
最終的なキャピタルゲインも大きくなるからです。
債券はインカムゲインに主体を置いた投資先であり、有期限です。
期限である「償還」まで保有すると、元本は増えも減りもしないで戻ります。
商品は常に需給動向に左右され、これに乗じた投機筋による価格の増幅が極端なため、
一般的には長期間、安心して投資する事は出来ません。
通貨はそれ自体に投資するというよりは、外貨建ての預金や株式・債券・商品に
投資する際に、間接的に投資するという形が一般的です。
現在マス層やアッパーマス層の方は、「お金に働いてもらう」ために株式投資を
ぜひ始めて頂きたいです。
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