2317 システナ が本日10月24日の大引け後、2020年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 152.46 +13.1 +24.14 |
314.11 +15.4 +49.74 |
– | – | 631.47 +5.7 +49.74 |
646.67 +8.2 +48.57 |
営業利益 | 18.64 +27.0 +23.70 |
41.09 +27.0 +52.24 |
– | – | 78.65 +14.0 +52.24 |
82.38 +19.4 +49.88 |
経常利益 | 18.17 +28.0 +23.84 |
39.61 +26.5 +51.97 |
– | – | 76.22 +13.7 +51.97 |
79.47 +18.5 +49.84 |
純利益 | 12.30 +30.5 +23.93 |
26.80 +27.9 +52.14 |
– | – | 51.40 +12.1 +52.14 |
54.00 +17.8 +49.63 |
各利益は前期比 27%前後の大幅増益を達成し、全ての指標が1Q実績の2倍以上で着地して
そのスピードを上げる事に成功した。
前日23日に発表された通期のコンセンサスも、1Q時より純利益で 19%近く引き上げられたが
それでも 50%近くの進捗率で食らい付いた。
また2Q単体では、純利益ベースはコンセンサス 12.19億円、実績 14.50億円で超過した。
<決算短信より>
・ソリューションデザイン事業(売上高 +13.6%、営業利益 +25.9%)
_車載:ITSに関わるアプリ開発や、モビリティサービスに関わる新たな領域で受注を獲得。
_社会インフラ:1Qに続き5G通信の整備、IoT機器のスマート駐車場、スマートガス等で売上伸長。
_ネットビジネス:増税に伴う、キャッシュレス決済の関連システム開発、検証で売上を拡大。
_スマートデバイス/ロボット/AI:省人力化の業務用途のロボット等、新たな分野で受注を拡大。
・フレームワークデザイン事業(売上高 +10.2%、営業利益 +30.1%)
_金融分野は、前期からの大型保険システム開発、新規の金融、保険、業務システム開発が順調。
_業務自動化ソリューション商材を拡張しライセンス販売が拡大、導入支援、開発支援等も増加。
・ITサービス事業(売上高 +11.2%、営業利益 +13.7%)
_従来の派遣型サービスから、「ITサポート」、「ITインフラ構築」といった請負型業務へシフト。
_1Qに続き、戦略的IT活用を支援する「PMO」に注力した結果、高付加価値案件の受注が拡大。
・ソリューション営業(売上高 +20.5%、営業利益 +41.8%)
_Windows7搭載機のサポート終了、働き方改革関連法の施行、消費税増税などに伴う市場の需要を
_捉え、PCの販売台数は前年同期に比べ、高い伸びで計画を超過。
・クラウド事業(売上高 +25.0%、営業利益 +11.4%)
_「GSuite」や「MicrosoftOffice365」と連携する『Cloudstep』を中心とした戦略を推進。
_ビジネスアプリプラットフォーム『Canbus.』は、システムインテグレーション案件を数多く受注。
1Qと比較してフレームワークデザイン事業が売上・利益ともに伸び、また一過性の性質はあるが
ソリューション営業が大きく伸長した。
そしてクラウド事業も、1Qは営業利益は減益であったが 2Q累計では 2桁の伸びを記録した。
全体的に満遍なく確実に利益を上げており、調子は良い。
9月10日には、2753 あみやき亭 の連結子会社である「アクトグループ」が『Canbus.』を
導入した事を発表している。
画像出所:株式会社システナ
従業員数 300名+α程度の規模であるが、導入により従来の店舗で手書き ⇒ 本部へのFAX で
行っていた業務は、PCへの入力で完了。
本部のFAX用紙量は削減され、保管場所の確保も不要になり大幅な運用コスト削減に成功した。
システム導入の一例ではあるが、これを皮切りにグループや取引先への導入が増えて行く事を
期待している。
_
最後に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は、前期 3Qが大幅増益であったものの発表後は大きく下落。
しかしそこが安値となり、4月以降はIT関連銘柄の物色の流れに乗り7月まで上昇した。
その後は今期1Qも 30%増益で好調さをマーケットに示したが、株価は息切れした。
現在は程よく調整した後であるが、28%の大幅増益で市場の予想にも付いてきており
明日以降の反応がどうなるか、注目したい。
安心して投資を継続出来る企業であり、今後も長期目線で投資を続けたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00512]
★ブログ村に参加・ランキングされています。 応援宜しくお願いします。
・ブログ村ランキング(株 中長期投資)
・ブログ村ランキング(株の基礎知識)
★アフィリエイトプログラムです。 ご利用お待ちしております。
・アマゾン ===> Amazon
・楽天市場 ===> Rakuten
・ヤフーショッピング ===> Yahoo!ショッピング
この記事へのコメントはありません。