2127 日本M&Aセンター が本日10月30日の大引け後、2020年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
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1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 79.67 +29.1 +24.59 |
176.96 +23.1 +54.62 |
– | – | 324.00 +13.8 +54.62 |
330.00 +15.9 +53.62 |
営業利益 | 38.96 +51.0 +28.36 |
91.86 +32.3 +68.04 |
– | – | 135.00 +7.7 +68.04 |
144.00 +14.9 +63.79 |
経常利益 | 39.28 +51.5 +29.10 |
92.45 +32.9 +68.48 |
– | – | 135.00 +7.7 +68.48 |
144.00 +14.9 +64.20 |
純利益 | 26.81 +31.4 +29.40 |
63.37 +26.1 +69.48 |
– | – | 91.20 +2.8 +69.48 |
97.00 +9.4 +65.33 |
純利益は前期比 +26%と1Qに続き大幅増益を達成、通期予想の進捗率も 70%近くに到達した。
2Q期間における過去最高益を更新し、非常に好調である。
画像出所:株式会社日本M&Aセンター 決算短信
業績の各指標値はコンセンサスには届かなかったものの、何れも1Q実績の2倍以上を達成して
加速している。そして、これだけの増益率を達成している。
28日に2Q予想を上方修正しているが、通期予想は変更していない。
何れどこかのタイミングで、上方修正が発表される事になるだろう。
期間中のM&A案件の成約件数は 519件、前年同期間は 385件で 34.8%の増加である。
2Q単体は 285件、前年同期間は 212件で 34.4%の増加となり、件数は何れも過去最高だった。
1Qに引き続き、新たな地方エリア戦略に基づくセミナー展開に注力。
経営者のための事業承継セミナーを7月に中国・四国・兵庫エリアで20会場、7月~9月に
関東エリアで8会場、それぞれ開催。
また、建設、食品・飲食、ソフトウェア、調剤薬局といった専門特化セミナーを多数開催。
それらは、今後の案件成約件数の増加に貢献するのだろう。
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なお、今回決算発表と同時に、株主優待制度の変更を発表。
「多くの方々が当社株式を保有」から「長期に亘り当社株式を保有」にその目的を変更し、
1年以上継続保有した株主のみの対象へと、制度変更された。
優待品(100株以上で一律、魚沼産コシヒカリ5kg)に変更はない。
株主優待制度の本来の目的には叶う制度変更であるが、優待権利取り投資家には不評かも。
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最後に、これまでの株価の動きを確認してみたい。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は、今期予想が営業・経常利益 +7.7%、純利益 +2.8%に留まった事を受けて5月に
窓を開けて下落したが、1Qの発表で窓は一旦閉められた。
その後は再び下落するも直ぐに戻し、28日の2Q予想の上方修正発表で今期予想の発表直前の
位置に、再び戻ってきた。
明日以降、どの様な推移になるのだろうか。
コンセンサスに届かない事を理由に、再び売られてしまうのだろうか。
何れにしろ業績は好調であり、黙って株主として付いて行くだけである。
長期投資で報われる企業の株式であり、何れお宝になる日が楽しみである。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00514]
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