M&Aキャピタルパートナーズ

6080 M&ACP 通期87%増益でコンセンサス超過、株価は大幅高

6080 M&Aキャピタル・パートナーズが昨日10月31日の大引け後、2019年9月期の本決算を発表した。

指標毎の最終着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。

実績 前期比 会社予想
IFIS予想
最終着地率
売上高 125.92億円 +57.0% 115.07億円
114.00億円
+109.43%
+110.46%
営業利益 58.55億円 +85.0% 51.81億円
52.00億円
+113.01%
+112.60%
経常利益 58.55億円 +85.3% 51.87億円
52.00億円
+112.88%
+112.60%
純利益 39.25億円 +87.6% 35.03億円
34.80億円
+112.05%
+112.79%

全ての指標値で、会社予想を超過しての着地となった。
またコンセンサスに対しても、全ての指標値で 10%以上上回った。

売上高は前期比 +57%、各利益は同 +85%を超え、大幅増益を達成して過去最高となった。

営業上の経費率を前期と比較すると、

_売上高  今期:125.92億円 前期:80.18億円 (+57.0%)
_売上原価 今期:_41.50億円 前期:29.69億円 (+39.8%)
_総利益  今期:_84.41億円 前期:50.48億円 (+67.2%)
_販管費  今期:_25.85億円 前期:18.82億円 (+37.4%)
_営業利益 今期:_58.55億円 前期:31.65億円 (+85.0%)

となり、原価の伸びを抑制して販管費も抑える事に成功。
この結果、売上高営業利益率は 46.5%となり、前期の 39.5%から大きく向上した。

_
グループ全体のM&A案件成約件数は 144件となり、前期の 115件から 25%増となった。


M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2019年9月期 決算説明資料

本体は 95件 → 125件に伸びたが、レコフは 20件 → 19件と頭打ちになっている。
レコフは前期も伸びていないため、来期は頑張ってほしいものである。

_
続いて、これまでの業績の推移を確認。


M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2019年9月期 決算説明資料

2017年9月期は大きく伸び、翌年は減収減益となったものの 2019年9月期は一気に伸びた。

_
2020年9月期は、どこまで実績を挙げて来るのだろうか。

決算と同時に発表した、2020年9月期の業績予想は下表の通りとなった。
市場のコンセンサスも併記した。

今期予想 前期比 IFIS予想 前期比
売上高 137.06億円 +8.9% 126.10億円 +0.1%
営業利益 59.00億円 +0.8% 56.90億円 ▲2.8%
経常利益 59.05億円 +0.9% 56.90億円 ▲2.8%
純利益 40.54億円 +3.3% 38.10億円 ▲2.9%

前期が大きく伸びた事もあり、増益率は僅かで控えめな予想となった。
ここから、実績値で伸ばしてもらえる事を期待したい。

コンセンサスは減益予想となっているが、決算発表直前の30日の数字であり1Q前には
大きく増額されるだろう。

みずほ銀行との業務提携を8月にスタートし、同行より有望な中小企業の紹介が
今後期待できる。

貴重なネットワークをフルに利用して、契約件数を着々と伸ばしてもらいたい。

_
<株式分割>

今回決算発表と同時に、11月末基準での株式分割(1:2)を発表した。

2015年9月に同社株式に投資して以来、4年経過して初めての分割となった。
今後、流動性がより高まる事となろう。

なお、株主優待(100株以上保有で一律、クオカード 3,000円分)の条件は変更されなかった。

_
最後に、株価の動きを確認してみる。
先ずは、本日の値動き。


画像出所:YAHOO! JAPAN

何故か前日比マイナス圏から取引が始まったものの、その後は上昇を続けて一時は 8,000円台を
回復。終値では押し戻されたが、10%近い上昇率で取引を終了した。

次に、同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は3Q決算発表後は一旦調整したが、今回の発表で漸く 8,000円付近に戻って来た。
週足で見れば、昨年12月を底値にジワジワと上昇傾向が続いている。

このまま再び5桁、株式分割後 5,000円台の復活を目指して歩んでくれる事を期待。

今後も長期で株主を続け、長期投資による価値上昇を実感して行きたい。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00516]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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