3763 プロシップ が10月30日の14時過ぎ、20年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績(億円) 前期比(%) 対通期予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社予想 | |
売上高 | 12.29 +45.1 +24.58 |
22.82 +27.6 +45.64 |
– | – | 50.00 +12.5 +45.64 |
営業利益 | 1.40 ▲35.3 +8.64 |
3.91 ▲15.8 +24.14 |
– | – | 16.20 +5.6 +24.14 |
経常利益 | 1.47 ▲35.6 +8.91 |
4.20 ▲13.2 25.45 |
– | – | 16.50 +3.5 +25.45 |
純利益 | 0.93 ▲38.5 +8.19 |
2.82 ▲15.4 +24.85 |
– | – | 11.35 +4.4 +24.85 |
1Qに引き続き、各利益は前期比で2桁の減益となった。
通期予想に対する進捗率も上がらず、標準ペースの半分である。
1Qに続き、IFRSやグローバル化対応等に伴うシステム刷新需要等を受け、売上高は増加。
しかし退職給付費用の追加計上も引き続き実施され、利益は減少した。
<パッケージソリューション事業>
_主力の固定資産ソリューションは、IFRS対応や既存システムの刷新等から新規ユーザーの
_獲得と既存ユーザーへのバージョンアップを推進した。
_売上高:21.76億円(前期比 +29.6%)、営業利益:3.75億円(前期比 ▲14.3%)
<その他事業>
_主にプロシップフロンティアにて、既存顧客の受託開発や運用管理等を実施。
_売上高:1.51億円(前期比 +1.9%)、営業利益:0.14億円(前期比 ▲43.0%)
今期の通期予想については、
・受注高は 21億円(前期比 ▲2.2%)だが、受注残高は 42億円(前期比 +19.5%)と増加し堅調。
・費用面は、退職金制度の変更に伴う追加費用も含め、ほぼ当初見込通り。
であり、変更はないとしている。
<損益計算書より>
_売上高 今期:22.82億円 前期:17.88億円 (+27.6%)
_売上原価 今期:13.00億円 前期:_8.59億円 (+51.3%)
_総利益 今期:_9.81億円 前期:_9.28億円 (+5.7%)
_販管費 今期:_5.90億円 前期:_4.64億円 (+27.1%)
_営業利益 今期:_3.91億円 前期:_4.64億円 (▲15.8%)
本文には、退職給付費用は売上原価の内の 1.5億円、販管費の内の 0.4億円と記載。
それぞれ、それなりの割合を占めている。
1Qに引き続き、売上高の伸び率以上に売上原価が増え、粗利益ベースでは増益を確保したが
同時に販管費も増えたため、営業利益は減益となった。
中々苦しい状況となったが、会社の公言通り後半戦での巻き返しに期待したい。
会計関連の企業は今期好調な銘柄が多く、株価が躍進しているものが目立つ。
当社はその流れに乗る事は出来ていないが、長期投資においてはこの様な事もあろう。
_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は相変わらずボックスでの動きが続いているが、どこで上抜ける事が出来るだろうか。
今回の2Q決算を受けて、30日の終値は ▲74円(▲5.5%)となった。
株価が一段上昇するには業績のバックアップが欠かせないが、先ずは今期の予想通りの
着地を実績で示す事が必要となる。
ぜひ後半は巻き返し、来期の増益に繋がる様な展開を期待している。
今後も継続して長期投資を続け、株主として企業価値の向上を見届けて行きたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00519]
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