東計電算

4746 東計電算 3Q決算も2桁増益・増配、株価は煮詰まり中

4746 東計電算 が本日11月5日の大引け後、2019年12月期の第3四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。

実績(億円)
前期比(%)
対通期予想 進捗率(%)
通期予想(億円)
前期比(%)
直近進捗率(%)
1Q 2Q 3Q 4Q 会社予想
売上高 38.43
▲0.9
+25.13
71.27
+1.1
+46.61
112.20
+3.2
+73.38
152.91
+2.6
+73.38
営業利益 8.96
+7.6
+29.05
14.08
+9.8
+45.65
23.92
+9.4
+75.34
31.75
+9.7
+75.34
経常利益 9.59
+12.0
+27.26
16.09
+11.5
+45.74
26.63
+9.7
+74.01
35.98
+10.8
+74.01
純利益 6.57
+11.4
+27.09
11.18
+12.2
+46.29
18.50
+10.3
+74.60
24.80
+10.9
+74.60

1Qは超過、2Qはペースダウンしたが再び3Qでは盛り返し、純利益ベースでは前期比 +10%以上と
2桁増益を達成。 また、今回同時に各利益の通期予想を 2~3%程度上方修正した。

1.情報処理・ソフトウェア開発業務(売上比率:87.7%)

_・売上高は前期比 +1.0%、営業利益は前期比 +7.3%
_・システム運用業務が堅調に推移、ソフトウェア開発業務も受注が堅調。

2.機器販売業務(売上比率:9.8%)

_・売上高は前期比 +26.9%、営業利益は前期比 +47.0%
_・OSのバージョンアップ等に伴う、ハードウェアの入替需要が旺盛。

3.リース等その他の業務(売上比率:2.5%)

_・売上高は前期比 +4.6%、営業利益は前期比 ▲6.3%
_・事務機器の販売は堅調だが、収益性の高い事務機器のレンタルが減少。

3Q累計では、前期比で機器販売が大きく伸びた。
主力の情報処理・ソフトウェア開発も、営業利益は前期比 +7%とまずまずの増益率を確保。

各指標を四半期毎の単体で比較すると、下記の通りとなる。(単位:億円)

_       1Q  2Q単体  3Q単体
_売上高   38.43  32.84  40.93
_売上原価  24.60  21.68  25.98
_売上利益  13.82  11.16  14.96
_販管費   _4.86  _6.04  _5.11
_営業利益  _8.96  _5.12  _9.84
_営業外   _0.62  _1.39  _0.69
_経常利益  _9.59  _6.50  10.54
_純利益   _6.57  _4.61  _7.32

_※営業外費用と収益のネットは、各四半期単体とも全てプラス。

売上原価率・販管費率とも、3Q単体では抑えており利益率が向上した。
この結果、粗利益は売上高の伸びを反映し、調子の良かった 1Qを超過。

<配当予想を増配>
決算発表と同時に、期末一括の配当予想を増配した。

従来予想:90円
今回予想:100円

1Qの記事 4746 東計電算 19年12月期・1Q決算は11%増益。増配濃厚?(記事 No.00460)
で「10円増配の 100円が妥当と推定している。」と書いたが、早くもその通りとなった。

株主にとって、何よりも嬉しい発表となった。

これから締めの4Qで利益を積み上げ、上方修正した予想を更に上回って着地出来る様、
あと2ヶ月弱の期間を全力で頑張ってほしい。

_
最後に、これまでの動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は相変わらず、ボックス圏での推移を続けている。
もう2年間も、こんな値動きを続けている。 煮詰まり具合も相当なものである。

今期予想EPS は270円弱、予想PER は12.3倍、予想配当利回りは税込み 3%台である。

堅実な業績だが、地味で人気が無く中々日の目を見ない。
しかし何れ、その実績を織り込まざるを得ない日がやって来るだろう。

その時どこまで上放れるか、今から楽しみだ。
勿論、これからも長期投資で株主としてお付き合いする予定である。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00520]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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